藤井聡太七段が2019年を白星締め! デビュー丸3年で通算150勝達成

引用元:スポーツ報知
藤井聡太七段が2019年を白星締め! デビュー丸3年で通算150勝達成

 将棋の藤井聡太七段(17)が27日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第61期王位戦予選7ブロック決勝で、後手の斎藤慎太郎七段(26)を121手で下し、王位戦で初めて挑戦者決定リーグ入りを決めた。また、2016年12月のデビュー以来、通算勝利を150勝とした(30敗)。

 2019年のラスト対局。過去2戦2敗と高い壁の前王座を、初めて乗り越えた。中盤から優勢だったが、終盤にはシーソーゲームに持ち込まれ、「難しくてよく分からなかった。途中から少し自信のない展開が続き、最後まで分からなかった」と冷や汗をかいたが「過去2局は内容的にも押されていたが、競り合いを制することができた」と疲れた表情で振り返った。斎藤七段は「本当に難しい展開。じわっと厚く指されてしまった」と敗戦の弁を述べた。

 王位戦リーグ入りについては「一つの目標だったので達成できてよかた。リーグでも一局一局、全力を尽くして指せれば」。リーグ戦は紅組・白組に6人ずつ分かれ、各組優勝者が挑戦権を争う。藤井七段が挑戦者になれば、史上最年長の46歳で初タイトルを獲得した“おじさんの星”木村一基王位(46)との対決が注目を集めそうだ。

 今年は、王将戦では史上最年少での初タイトル挑戦をあと一歩のところで逃した。「タイトル挑戦には届きませんでしたが、トップ棋士の方々との対戦で、いろいろといい経験を積めたので、それを来年につなげていけたら」と話した。 報知新聞社