内田裕也さんも…2019年亡くなった著名人の墓碑銘 【1月~3月】

内田裕也さんも…2019年亡くなった著名人の墓碑銘 【1月~3月】

【旅行ジャーナリスト・兼高かおるさん (90) 】 1月5日死去
世界各国を旅するテレビ番組で人気を博したジャーナリストの兼高かおる(90)さんが亡くなった。

【画像】市原悦子さん・萩原健一さんなど亡くなった方々

兼高かおるさんは、1959年から約30年間、世界各国を旅するテレビ番組「兼高かおる世界の旅」でプロデューサー兼ディレクター、さらにリポーターとして取材・出演し人気を博したが、2019年1月5日自宅で心不全のため亡くなった。「兼高かおる世界の旅」で訪れた国は150カ国あまり、地球を180周した計算になるという。

【女優・市原悦子さん (82) 】 1月12日死去
「まんが日本昔ばなし」や人気ドラマ「家政婦は見た!」などで知られた女優の市原悦子(82)さんが1月12日心不全のため亡くなった。

通夜・告別式には、中尾彬さん、池波志乃さん(63)夫妻、ベンガルさん(67)、あめくみちこさん(55)、鶴田忍さん(72)ら、生前親交のあった関係者が大勢参列し、市原さんの死を悼んだ。中尾彬さん(76)は「悦ちゃんとは50年かな? 年上の恋人やってくれたり、お母さんやってくれたり。何かあると、一番楽しい人でしたね」と話し、俳優座養成所時代の後輩・小野武彦さん(76)は、「意外だったのは、旅先で雪が降って、表に出られなかったことがあったんだけど、マージャンが意外に好きだった。市原さんは演技一筋で、マージャンなんかとてもと思っていたら、やたらマージャンは好きで。旅先で移動で休みの時なんかに、一緒に遊んだ記憶があります」と、市原さんの意外な素顔を明かしてくれた。

2月亡くなった方

【作家 経済評論家・堺屋太一さん (83) 】 2月8日死去
作家で元経済企画庁長官の堺屋太一さんが2月8日亡くなった。 83歳だった。

堺屋さんは東京大学卒業後、1960年に当時の通商産業省に入省、1970年の大阪万博の企画を担当するなどした。 その後、石油危機をテーマにした「油断!」で作家デビュー、第1次ベビーブーム世代が社会に与える影響を予測した小説「団塊の世代」を出版するなどして、ベストセラー作家になった。 1998年からは2年間、小渕内閣と森内閣で経済企画庁長官を務め、2013年には安倍内閣の内閣官房参与に任命された。

【日本文学研究者・ドナルド・キーンさん (96) 】 2月24日死去
日本文学研究者の第一人者として知られているドナルド・キーンさんが2月24日朝、心不全のため、東京都内の病院で亡くなった。 96歳だった。

アメリカ・ニューヨーク生まれのドナルド・キーンさんは、日本文学に関心を抱いて京都大学に留学し、その後コロンビア大学で教授を務めるなど、長年、日本文学の研究を続けてきた。2008年に文化勲章を受章。2011年の東日本大震災を機に「今こそ、わたしは日本人になりたい」と日本に移住し、日本国籍を取得していた。