第74回文化庁芸術祭賞決定、演劇部門新人賞は山田裕貴・くるみざわしん

令和元年度(第74回)文化庁芸術祭の受賞結果が発表された。

演劇部門では、人形劇団クラルテが近松人形芝居「女殺油地獄」の成果により大賞を受賞。優秀賞には「三億円事件」のウォーキング・スタッフ、トム・プロジェクト プロデュース「風を打つ」出演の音無美紀子、「リボルバー」を上演した万博設計、新人賞には世田谷パブリックシアター+エッチビイ「終わりのない」出演の山田裕貴、エイチエムピー・シアターカンパニー「現代日本演劇のルーツVIII『忠臣蔵・破 エートス/死』」の脚本を手がけたくるみざわしんが輝いた。

舞踊部門では、東京バレエ団と地主薫バレエ団が大賞に、藤間清継と全京都洋舞協議会が優秀賞に、CHAiroiPLINのスズキ拓朗と春木友里沙が新人賞に選ばれている。

1946年以来、毎年開催されている文化庁芸術祭は、芸術の創造、発展を図ることを目的とした芸術の祭典。演劇、音楽、舞踊、大衆芸能、テレビ・ドラマ、テレビ・ドキュメンタリー、ラジオ、レコードの8部門から優れた成果を上げた公演および作品が選出され、優秀作品には芸術祭大賞、芸術祭優秀賞、芸術祭新人賞が贈られる。