有森裕子 マラソンは「自分の生き方をすごく広げてくれた」

引用元:TOKYO FM+
有森裕子 マラソンは「自分の生き方をすごく広げてくれた」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。12月21日(土)の放送は、前回に引き続き、女子マラソン、オリンピック2大会連続メダリストの有森裕子さんが登場しました。

◆現役引退後は、人や社会のために

丸山:有森さんが代表をつとめられている「ハート・オブ・ゴールド」は、どのような活動をされているんでしょうか?

有森:1996年アトランタオリンピックを終えたときに、ある方から「今までは選手として自分のためにやってきただろうけど、これからは国際的・社会的に、自身の力を使ってみないか?」と誘いがあって、自分のやってきたことが人や社会のためになるのであればやってみたいと思ったんです。途上国の人たちの自立支援や生活支援、教育支援など、スポーツを通した国際活動をしています。

丸山:かれこれ何年くらい?

有森:1998年に立ち上げたので、20年を過ぎましたね。

丸山:この活動を長く続ける意味がこの先もあると。

有森:カンボジアの人たちが自立できて、自分たちの国できちんと生活を生み出して生きていけるようにしないといけない。それができれば、私たちの存在、活動を必要としなくなるかもしれないし、時代の変化とともにある活動なので。

丸山:「ハート・オブ・ゴールド」の20周年を記念して、チャリティーのゴルフコンペをおこなったそうですね。

有森:プレーしましたよ!

丸山:年に何回くらいプレーされているんですか?

有森:ギクッ(笑)。誘われたら行く程度で全然練習できなくて……コンペに行った日が本番でした。

丸山:でも、マラソン選手はあれだけ走っているから、下半身や体幹がすごく強いじゃないですか。

有森:と、思うでしょ? 前にしか走らないから、大したことないですよ。私、肩は強いので、方向は抜きにして当たるとけっこう飛ぶんですけど、本当に稀なので……安定しないんですよ。

丸山:ベストスコアはどのくらいですか?

有森:数えたことがないんです(苦笑)。まだ人に数えてもらわないとわからないくらいの状態なんです、実は。