宅間孝行、16年ぶり再演作へ「当時の方が子ども」

引用元:日刊スポーツ
宅間孝行、16年ぶり再演作へ「当時の方が子ども」

俳優で演出家の宅間孝行(49)が26日、大阪市内で、宅間が主宰する演劇プロジェクト、タクフェス春のコメディー祭「仏の顔も笑うまで」の取材会を行った。

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04年に劇団東京セレソンデラックスが上演したコメディー「Happy」がタイトルを変えて16年ぶりに再演される。宅間演じる「ふくちゃん」と、モト冬樹(68)演じる「ビバちゃん」がまぬけな銀行強盗バディを組み、逃げ込んだ先の寺で大騒動を起こす物語。

宅間は、前回からキャストを3人減らしたことを明かし「役をシェイプアップした。際物キャラを外して役割を他に振ってる。当時の方が子どもっぽかったと思う」と話した。

モトとは共演経験があり、「一度一緒にやって気心が知れてる。客の期待に応えてくれたので、今回もお願いした」。モトの演技に「日々、何かをやってやろうという姿勢。(役者として)生き残っている人にはそれなりの理由があることを実感させてもらえる」と絶賛した。

宅間は出演者について「全員何らかの人。『出身、これです』ってあるのがおもしろい」と語った。

宝塚歌劇団の元雪組トップスター水夏希(47)は新聞記者を演じる。宅間は「水さんは昔から出たいと言っていたけど、宝塚のトップで男役は難しかった。なかなかハマるのがなかったけど、水さんがコメディーに出るのはおもしろいんじゃないか」と期待した。

乃木坂46の樋口日奈(21)は、ふくちゃんが一目ほれする寺の一人娘役を務める。宅間は「この前初めて会ったけど、見た目が大人っぽくて安心した。僕はおっさんになってるのに、ヒロインだけが若いと、ロリコン傾向になってしまうから」。

ダチョウ倶楽部のリーダー肥後克広(56)も出演。本業がお笑いの肥後がコメディーにどう影響していくか聞かれると、宅間は「『台本を読んでおもしろかったので、台本通りやっていれば』と言っていてほっとした。みんなを引っ張っていってくれる期待はしてます」と答えた。

東京公演は来年4月22~29日に渋谷区文化総合センター大和田、愛知公演は5月9~10日に御園座、兵庫公演は5月20~24日に兵庫県立芸術文化センターで行われる。