土屋神葉、上西星来が2人芝居に初挑戦 舞台『春母夏母秋母冬母』、来年2月上演

引用元:チケットぴあ
土屋神葉、上西星来が2人芝居に初挑戦 舞台『春母夏母秋母冬母』、来年2月上演

1組の男女が時を超え、性別も超え、織りなす舞台『春母夏母秋母冬母』が2020年2月13日(木)から渋谷・CBGKシブゲキ!!で上演される。FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介が作・演出・音楽を手がけ、土屋神葉(劇団ひまわり)と上西星来(東京パフォーマンスドール)が本作に初挑戦することとなった。

【そのほかの画像】土屋神葉、糸井幸之介、上西星来

登場するのは、深夜の公園で遊ぶ「こなこ」と「ユキユキ」の中学生カップル。そのシーンの中に、こなこと母、ユキユキとママの、幼年期・思春期・壮年期の物語が挟み込まれ、それぞれの「母」との関係性が描かれる。1組の男女が、母と子を自在に演じ分け、こなことユキユキの様々な年齢の物語が展開される音楽劇だ。

本作は2018年5月に吉祥寺シアターで初演されたが、早くも再演が決定。詩的な世界観で描く、「母」という普遍的テーマや、韻を踏んだ歌詞と耳に残るメロディが高く評価された。糸井自身も初演で手応えを感じたようで、「非常にしっくりと、しかも楽しく作ることができた、大切な作品です」と語っている。

出演にあたって、上西は「2人芝居は初挑戦で、どんな風になるのか想像がつかない。いろいろなことに挑戦して、殻をどんどん破っていないとダメだなと心に決めました」と話す。また、土屋は「新しいことばかりで自分がどれだけできるのか分からないけれど、再演ということで、(オリジナルキャストの)先輩方が土壌を作って下さっている。その中からヒントを得つつ、自分なりに面白い作品にできたらなとワクワクしています」と意気込む。

今回は、土屋と上西のほか、オリジナルキャストの深井順子(FUKAIPRODUCE羽衣)と森下亮(クロムモリブデン)の出演も決まっている。新キャスト同士、オリジナルキャスト同士、そして新旧キャストが入り混じる公演と、計4パターンでの上演が予定される。40代のオリジナルキャストと、20代のフレッシュな新キャスト。年齢差によってどのように作品が変化するのかも、見どころのひとつになりそうだ。

糸井は「みんな“お母さん”から生まれてきた。母のことを思い出したり、反対に自分の子どものことを思ったり、優しい気持ちになれる作品。初演をご覧になった方でも、初めてご覧になる方にも楽しんでいただけると思います」と作品をPRした。

チケットは発売中。

取材・文・撮影:五月女菜穂