「正直、怖かった」嵐・大野智の告白に…涙・涙の東京ドーム「でも、ほんとにみんな優しくて…」

引用元:中日スポーツ
「正直、怖かった」嵐・大野智の告白に…涙・涙の東京ドーム「でも、ほんとにみんな優しくて…」

 アイドルグループ「嵐」のデビュー20周年記念ドームツアー「5×20」が25日、東京ドームでファイナルを迎えた。昨年11月に札幌ドームからスタートし、50公演を開催。総動員数は237万5000人となり、同一タイトルのツアーとしては単独アーティスト史上最大、観客動員も史上最多の5大ドーム公演となった。その50公演目となった最終日は、北海道から沖縄まで全国の映画館329館(617スクリーン)で、ライブビューイングとしても史上最多の19万人が生中継を楽しんだ。

 昨年11月にツアーがスタートした時点では、誰もが予想しなかった衝撃の展開が待っていた。2月に2020年いっぱいでの活動休止を発表。そして時代は令和に変わり、デビュー20周年を迎えた11月3日に、インスタグラムやツイッターなど公式SNSを開設。同9日には「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で奉祝曲を披露した。

 大きな喜びと悲しみが交錯した目まぐるしい1年。クリスマスの夜に迎えたツアーファイナルで、メンバーはそれぞれの胸の内を言葉でファン5万5000人にプレゼントした。

 櫻井翔(37)は変わらないメンバー5人で20周年を迎えられたことへの感謝を伝えた上で、「さあ、嵐、風速上げていくぞ!! そして大航海へと大きな帆を上げていこうと思う。もしかしたらついて行けないと思う瞬間が出てくるかもしれない。それでもついてきてほしい」と呼び掛けた。

 大野智(39)は「このツアーの最中に(活動)休止を発表させてもらいましが、発表後の4月からのツアーは正直、不安でした。正直…怖かったです」と打ち明けると、声を震わせ必死に涙をこらえながら言葉をつないだ。「でも…ほんとにみんなが優しい笑顔で見守ってくれたから、僕は最後までやり遂げることができました」。客席からもすすり泣きが漏れていた。

 相葉雅紀は「絶対に戻ってきたい」

 松本潤(36)は「正直、(ツアーが)終わっちゃうのは少し寂しいかな。でも、終わりがあるからこそ次が始まるんだと思っています。僕らを信じて一緒に歩んでほしい。みんなで見たい景色はまだまだあるんです」。二宮和也(36)も来年の活動について「今発表させてもらっているものだけにならないようにしたい。12月31日23時59分、際の際までみんなと1分1秒でも長い思い出を作っていきたい」と、ファンとの再会を約束した。

 相葉雅紀(37)は「僕は嵐が大好きです」とグループ愛を口にしながら「僕は『活動休止』と書いて『パワーアップ』と読むと思っている。絶対に戻ってきたい」と言葉に力を込めた。

 全38曲のステージを終えると、5人はファンと一緒に三本締めをし、「またねー!!」と笑顔でステージを後にした。