嵐、20周年ツアー完走に大野が感涙 活動休止発表は「命がけだった」

引用元:オリコン
嵐、20周年ツアー完走に大野が感涙 活動休止発表は「命がけだった」

 人気グループ・嵐が25日、東京ドームで嵐20周年アニバーサリーツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』を開催した。昨年11月からスタートし、約1年をかけ50公演、237万5000人を動員。ついに最終公演を迎え、あいさつではリーダー・大野智が「ツアーの最中に休止発表させてもらいましたけど、発表後の4月からのツアーは正直、不安でした。正直…正直、怖かったです」と言葉を詰まらせながら吐露。「でも…本当にみんなが本当に優しい目で…僕らを見ていてくれたから。本当に優しい顔で…見守ってくれたから。僕はきょう、最後までやりきることができました」と絞り出すような声で涙をぬぐった。

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 会場からの声援に応え「ありがとうございます」と頭を下げた大野の頬を涙が伝い「きょうまで4人の支えがなかったら、ここまで来られなかったし、4人にも感謝してます。この決断は僕にとって、本当に命がけでしたし…。みんなの想いもあるけど、ついてきてきれてきょうまで本当にありがとうございます」と感謝を重ねた。巻き起こる拍手のなかで「今年も残りまだありますし、来年1年この5人で最後まで僕らにできることを精一杯、最後まで走り抜こうと思っているので。絶対に最後までみなさんついてきてください」と呼びかけた。

 「感謝カンゲキ雨嵐」からスタートした本編では、20年の歩みを象徴するオープニングから開幕。その瞬間に演出と連動した客席の『5×20』ライトが一斉に灯され、ステージ高くから5人が姿を現すとファンは大熱狂の渦に。松本潤が「きょうは20年の感謝を届けに来ました。今から5万5000人、ライブビューイングの19万人のみんな、俺らが幸せにしてやるよ!」と高らかに宣言。櫻井翔が「東京~~~!」とぐるっと会場を見渡し「夢の時間へようこそl夢の世界へようこそ!さぁ同じ夢を見ようぜ!」と誘えば“嵐”のコールアンドレスポンスで会場をブチ上げる。

 また「アオゾラペダル」では櫻井がピアノの生演奏に挑戦。真剣な眼差しで鍵盤に向かう姿を5万5000人が固唾を呑んで見守った。やわらかな音色に4人が歌声で華を添えると、終盤には櫻井から「ここからはみなさんに歌ってもらうたいと思います」との呼びかけで嵐が向けたマイクと櫻井の伴奏に合わせてサビをファンが歌唱。感動的なムードがその場を包んだ。最後にはステージに5人の鮮やかな笑顔のイラストが浮かび上がり再び会場から大歓声があがった。

 MC後には、松本の指揮によって幕を開ける壮大なオーケストラコーナーや大野の圧巻のソロダンスから魅了するダンスメドレーなど趣向を凝らしたステージで一気に引き込む。思い出深いデビュー曲「A・RA・SHI」から始まるラストスパートでは、メインステージでジャニーズJr.が歴代のグループ衣装を着用して盛り上げる「a Day in Our Life」や、2003年から現在まで歌い継いだでは過去のライブ映像が映し出された「ハダシの未来」とこれまで積み重ねてきた日々を感じさせる演出で盛り上げた。