わかった?『アナと雪の女王2』でまさかのオマージュ!

 大ヒット公開中の映画『アナと雪の女王2』のクリス・バック監督が来日インタビューに応じ、クリストフが「恋の迷い子(Lost in the Woods)」を歌うシーンでささげたオマージュについて語った。

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 本作は日本でも大ブームとなった人気ディズニー・アニメーションの続編。前作でありのままを受け入れたエルサが、彼女にしか聞こえない不思議に歌声に導かれ、妹のアナ、山男のクリストフ、雪だるまのオラフと共に、自らが持つ力の謎を解き明かす旅に出る。

 「恋の迷い子」は作曲家のクリステン・アンダーソン=ロペスが「80年代、90年代によく男性ロックアーティストが歌う壮大なバラードがあって、それを参考にした曲なの」と語るナンバー。クリストフがアナへの愛を歌った曲で、劇中ではクリストフが森の中で同曲を高らかに歌い上げるミュージックビデオのようなシーンがある。

 中にはクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を彷彿させる場面もあり、バック監督は「われわれはクイーンをはじめ、80年代のロックバラードにオマージュをささげたよ。当時のミュージックビデオ全部にインスピレーションを受けているんだ。アーティストたちもそういったものを参考にして、楽しみながら作った。YouTubeで80年代のロックバラードを検索したらわかるよ」と明かす。

 「クリストフがものすごくアップになって髪がなびいているシーンとか、スクリーンがいくつかに分かれて複数のクリストフが映されるシーンとか、クリストフがレコーディングスタジオで耳に手を当てて熱唱するかのように、松ぼっくりをマイクにするシーンとかね。本当に楽しかったよ」と笑いながら振り返った。(編集部・中山雄一朗)