スター・ウォーズ完結編は『最後のジェダイ』を無かったことになどしてない!J・J・エイブラムス反論

スター・ウォーズ完結編は『最後のジェダイ』を無かったことになどしてない!J・J・エイブラムス反論

 シリーズ完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(エピソード9)のJ・J・エイブラムス監督が、同作はライアン・ジョンソン監督の前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(エピソード8)を無かったことになどしていないと米・映画芸術科学アカデミーで行われた上映イベントで語った。(以降『スカイウォーカーの夜明け』の内容に触れています)

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 続3部作の皮切りとなる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(エピソード7)でメガホンを取ったエイブラムス監督は、もともとエピソード9の監督を務める予定ではなかったが、コリン・トレヴォロウ監督(『ジュラシック・ワールド』)が「創造上の違い」を理由に緊急降板したため、再び担ぎ上げられていた。 『最後のジェダイ』におけるジョンソン監督の“攻めの選択”は賛否両論の渦を巻き起こすことになり、『スカイウォーカーの夜明け』ではその選択に対する修正が図られたと見るファンもいる。そのことについて聞かれたエイブラムス監督は「もし(ライアン・ジョンソン監督と自分の間に)対立があったなら、ずっと面白い答えになるんだろうけど。だけど真実は、僕がエピソード7をやって、ライアンのような尊敬できる監督/脚本家に次をやってもらえるなんて感謝しかなかった」と切り出し、本作の脚本執筆時には、共同脚本家のクリス・テリオと共にジョンソン監督とたくさん話し合ったと振り返る。 「それはまさにコラボレーションといえるものだった。僕が身を引いて、ライアンのしたことを見ていたという視点が、不思議なことにそれまではなかった機会を与えてくれた。なぜなら、彼はそれまでに誰もしたことがなかった選択をしたわけだから。そういう意味で、それは贈り物のように感じられた。もちろん物語の整合性を取るなど全てにおいてチャレンジではあったけど、実際には奇妙なことに、ずっと助けになったといえる。ほかのエネルギーを得ることができたんだ。錬金術みたいな感じだった」

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