東大法学部卒なのにおネェキャラのタロット占い師、ムンロ王子が語る「2020年はどんな年になる?」

東大法学部卒なのにおネェキャラのタロット占い師、ムンロ王子が語る「2020年はどんな年になる?」

 もうすぐ2020年。「令和」になって初めての一年はどんな年になるのだろう。全体運は? 景気は? 東京五輪はどうなる? 東大法学部卒でおネェキャラのタロット占い師、ムンロ王子が激動の2020年を驚くほど当たると評判のムンロ流タロットで読み解いた。出現したカードは「月」と「皇帝」―。

 ―ムンロ王子の年末特別インタビューも4回目

 「今回、初めてご覧になる方は、できれば過去3回のアーカイブを先に読んでいただけるとムンロを理解してもらえるというか、より4回目が納得してもらえると思うわ」

 ―そうですね。いきなり知らない占い師が来年の運勢って言っても、どうせインチキだろ?って思われたら不本意だし…。では、さっそく本日のテーマ

 「2020年はどんな年? ワタシが全身全霊を傾けてタロットで占ってみたわよ!」

 ―まずは前ふりというか、全体的な意味や運勢を

 「全体運でいうと、2020年は日本にとって大きな転換期で発展の年になりそうよ。夏には東京五輪が開催、オリンピック特需が期待できるし、年号が変わって最初のお正月を迎える。しかも干支(えと)でいうとねずみ年なのね」

 ―ねずみ年

 「正確に言うと、ねずみ年は十二支で干支ではないけど。干支でいうなら庚子(かのえね)の年。2020年は十干の庚(かのえ)と十二支の子(ねずみ)が組み合わさった年で庚子になる」

 ―それで

 「庚は十干の7番目、成長を終えた草木が次の世代を残すために花や種子を準備する状態を表し、子は十二支の最初で植物に例えると堅い種に押し込められた生命が、新たに芽生えていろいろな方向に育ち始める状態。それらが組み合わさった庚子の年は新しい環境や局面に向けて体制を整えていく年、ということになるのよ」

 ―なるほど。ちなみに2019年は

 「己亥(つちのとい)で無理して動くと痛い目に遭うので、じっくり2020年に向けて準備をする年だった。まさに2020年は物事が動き出す年といっていいのね」

 ―では、ムンロ王子のタロット占いの結果発表を

 「全体を示すカードは『月』。このカードは霧がかかって見通しが立たない不安な状態や気持ちを示しているの」

 ―まずいんじゃないですか?

 「いえ、全体を支配する力を示すカードは『皇帝』。2020年はいろいろな場面で男性がカギを握ることになりそうよ」

 ―ちょっと待ってください。全体を示すカードと力を支配するカードはどう違うんですか

 「実はタロットカードって、みんな出たがりなのね」

 ―出たがり?

 「わかりやすい例でいうと野球の大谷投手(メジャーリーグのエンゼルス)が渾身の1球を投げたとして、それが彼のピッチングのすべてではないわよね」

 ―ええ、他にも球種はありますから

 「たまたま目の前に見えたのは1球でも、その裏にいろいろな球種を持っていて、それも含めて彼のピッチング全体になるわけじゃない」

 ―そうですね

 「タロットも同じで、ワタシにだけ見せるカードというか、ワタシだけが見えるカードがあって、黒幕というか裏側のカードが皇帝なのよ。そこまで見た上で、その整合性で最終的な鑑定としてGOなのかSTAYなのか、ワタシが決めるわけね」

 ―表の意味と裏の意味がある

 「2020年の表のカードが月で裏が愚者みたいにいいカードなら最初からGO。これが仮に裏が死神みたいな悪いカードだったら1年間じっとしていなさい、ってことになるのね」

 ―2020年は表が「月」で裏が「皇帝」、この組み合わせだと

 「霧がかかって見通しが立たない不安な状態だけど、途中から皇帝が現れて霧が晴れる。つまり、リーダーシップのある男性が霧のかかった状況を打破して見通しをよくしてくれる年になりそう、って意味になる。悪くないわね」

 ―ムンロ王子のタロット占いをまだやっていない人に向けて、もう少し詳しく【月】と【皇帝】のカードの意味を説明してください

 「月はさっきも言ったけど、霧がかかって見通しが悪い状態。霧の中を走ると危ないからじっとしていること。だからといって、動いちゃいけないわけじゃない。足元を確認しながら一歩ずつ慌てずに進むことが大切。下半期に徐々に霧が晴れてくるまでは、少し停滞ムードが続くことを覚悟しておいてね」

 ―皇帝は

 「カードの名前からイメージできると思うけど、リーダーシップがあって、人望のある男性が道を切り開いてくれる。そんな暗示よ。きっと頼れる男性が日本を引っ張ってくれると思う。特に7月ごろ、そんな男性が現れる可能性が大ね。個人の場合も男性がキーワード。あなたが女性で、もしも男性からプロポーズされたり、会社で男性や上司が引っ張ってくれたりしたら、チャンスを逃さず乗らなきゃダメよ」

 ―1年を季節別とか月別にみていくとどうですか

 「そうくると思って別に資料を用意しておいたわよ。こんな感じね」

   月 カード        各月のアドバイス

  1月 法王    優しくて思いやりのある心広い男性に癒される

  2月 魔術師   ゼロから物を生み出していくクリエーティブなパワー

  3月 太陽    日が昇って進む道がみえる。自分自身が光り輝く

  4月 審判    一度終わったものが復活する。過去が未来の役に立つ

  5月 正義    複数のバランスを取りながら、上手くやりくりする

  6月 悪魔    心の甘えに支配され物事が前に進まない。堕落する

  7月 運命の輪  運命の輪が上りと下りを繰り返しながら回転し始める

  8月 星     夢(遠い目標)を見つけ、自分の進むべき道が開ける

  9月 節制    物事の流れがスムーズとなり、その流れに乗る

 10月 戦車    進むべき道が見え、迷わずスピーディーに突進する

 11月 愚者    周囲の心配をよそに、未知の世界にチャレンジする

 12月 隠者    自分の人生と向き合い、じっくり腰を据え取り組む

 ―解説をお願いします

 「一年の流れとしては…。2020年はそれまで溜めていたエネルギーがどこかで動き出すかもしれない。上半期には2月(魔術師)か3月(太陽)に動きがありそうで、6月(悪魔)に停滞するけど、皇帝が現れて7月(運命の輪)から11月(愚者)まで飛躍できそう。全体的にはいい年になるはずよ!」

 ―ここからは細かく聞いていきます。まずは景気について

 「よくなると思うわ。ねずみ(年)だし、悪いはずがない。今、ちょっと例えは悪いけど戦後のどさくさみたいなもの。いろいろなことが大きく変わる時、という意味でね」

 ―どさくさだとどうなりますか

 「勝ち組と負け組がはっきりと分かれるの。どう勝ち組に乗るか。秩序も変わっていく中で、ヨーイドンの時は何においても飛び出した方がいい。ジッとしていたら他人が出ていくから…。景気なんてよくならないよ、なんて言っている人はダメよ」

 ―みんなが飛び出すわけにもいかないかと

 「運がいい人はいいけど、運が悪い人は運がいい人の近くにいること。それが大事ね」

 ―続いて五輪について

 「皇帝のカードが意味する通り、男子が頑張ると思うわ。しかも既存じゃないスターが生まれる。世代交代はきっと起こります」

 ―個人としてはどうすれば

 「自分の中のモヤモヤが晴れた時か、導いてくれる男性が現れた時が動き出すタイミングよ。しっかりと見極めてね。このインタビューを読んだ方は、今すぐでオンライン鑑定をやってちょうだいね」(12月30日「人生100歳時代。目指すところとは」に続く)

【プロフィル】ムンロ王子(むんろおうじ) 東京大学法学部卒。IT経営、シャンソン歌手もこなすパワータロット・カウンセラー。ある縁でタロットのプログラムを作り始めたところから魅力にはまり、カウンセリングが口コミで広まり評判に。188センチの長身、金髪にウィッグ、派手なメイクというおネエキャラで女性に大人気となり、10年間で1万人以上を鑑定している。sanspo.comで2019年の中央競馬「日本ダービー」を占い、「一番いいカード」として引いた単勝12番人気(93・1倍)の大穴ロジャーバローズが優勝して周囲を驚かせた。「anan」「女性セブン」などの女性誌に登場しているほか、フジテレビ、TBSなどにも出演多数。

【仰天!ムンロ王子は巨匠と知り合いだった】

 本日のムンロ王子の写真が、いつもとテイストが違うことに気づいた方も多いと思います。それもそのはず、なんと撮影は超有名写真家の巨匠・山岸伸先生! 撮影した写真集は細川ふみえ、かとうれいこら400冊超。撮影対象は俳優、アイドル、女優、スポーツ選手など。ムンロ王子とは3年前からの知り合いで、先日山岸先生の写真展「瞬間の顔」シリーズ撮影の際に撮ってもらい、プレゼントされた1枚です。