悲しみ越えて仕事に打ち込む心/アライブ第4話

引用元:日刊スポーツ
悲しみ越えて仕事に打ち込む心/アライブ第4話

女優松下奈緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)の第4話が30日、放送される。

松下が演じるのは、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医のオンコロ先生こと恩田心。3カ月前に事故に遭い、意識不明の夫・匠(中村俊介=44)との間に、1人息子の蓮(桑名愛斗=8)がいる、働く母親でもある。そこへ有能な消化器外科医の梶山薫(木村佳乃=43)が移籍してきて、がん診療のバディを組むことになる。

松下とは05年4月期のフジテレビ系「恋におちたら~僕の成功の秘密~」以来、15年ぶりの共演となる木村は「もうそんなにたつのかと、私自身びっくりしました。当時は(東京・台場のフジテレビそばの)湾岸スタジオもなくて、(渋谷の街中にあった)渋谷ビデオスタジオで収録していました。松下さんも初々しくて、とにかく緊張されていたイメージです。あの時のドラマは出演者も多くてワサワサした現場だったんですけど、松下さんは端っこの方に座っているような、すごく物静かな方という印象でした。でも、最近、出演していらっしゃるドラマを見ていたら関西弁がすごく上手で、今回お会いした時にうかがったら基本は関西弁だと言われたので驚きました」と笑っている。

木村が演じる薫は、松下が演じる心と知り合って、互いにシンパシーを感じる。「大人になってから生まれる友情もありますよね。子供の頃に比べたら淘汰(とうた)されてしまっていますが。もちろん、子供の頃のように無条件で友人になることは少ないですが、なんとなく波長が合って仲良くなる人はいます。私がその関係で大切にしているのは尊敬することです。これは年齢や男女とかの関係なく、私は尊敬できる方と親しくなりたいと思っていて、そういう方と出会えたらすごく幸せで、大切に関係を築いて行きたいと思います」と話している。

第4話では、亡くなった心(松下)の夫、匠(中村)の告別式が行われる。参列した腫瘍内科の同僚の光野守男(藤井隆)、阿久津晃(木下ほうか)たちは心に弔いの言葉をかけるが、梶山薫(木村)は声をかけることが出来ない。薫は前の病院で匠の手術を担当していたのだった。

葬儀を終えた心は、悲しみを抱えながらも日常に戻ろうと、数日後から勤務を再開する。阿久津や光野は心配するが、心は「仕事をしている方が気が紛れる」と気丈にふるまう。その言葉通り、以前より仕事に打ち込んでいく心だが、突然、警察から匠の父親の京太郎(北大路欣也)に関しての連絡を受ける。

一方、薫は、匠の死につながる真相を心に言えないでいた。打ち明けるべきか否か。思い悩む薫の元に、先日薫と偶然の出会いを果たしていた関河隆一(三浦翔平)が姿を現して、真の目的を打ち明ける。

愛する人を失ったとき、残された家族は、悲しみをどう乗り越えていくのか。