戸田恵梨香「スカーレット」80個注文に20・2%

引用元:日刊スポーツ
戸田恵梨香「スカーレット」80個注文に20・2%

NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の20日に放送された第71回の平均視聴率が19・9%、21日放送の第72回が20・2%(ともに関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、八郎(松下洸平)の陶芸展の結果発表前、川原家では喜美子(戸田恵梨香)と八郎が暮らす離れが増築された。喜美子が丸熊陶業で仕事をしていると八郎がやって来て、夫婦茶碗をプレゼントされた。そこに照子(大島優子)が来て、八郎の口からではなく、照子から新人賞を獲ったことを知らされた。近所にもその知らせが耳に入り、八郎と喜美子は信作(林遣都)らから入賞と結婚をお祝いされた。その夜、八郎は常治(北村一輝)とお酒を酌み交わし、常治から「息子が欲しかった。喜美子を頼みます」とお願いされた。早速、結婚準備が始まり、八郎の姉も訪れ家族写真を撮ることになった。そこに一本の電話が…。

かかってきた電話は信作の実家のカフェからで、客の橘ひろ恵(紺野まひる)が喜美子の作ったコーヒーカップを気に入り、作ってほしいとのことだった。意外な注文に喜美子は晴着姿のまま、八郎と一緒に家を飛び出していった。カフェでひろ恵に会うと、コーヒーカップを80個作って欲しいとのことだったが、未熟な技術に自信を持てず喜美子は躊躇した。八郎は将来、2人で独立した際には声をかけて欲しいとお願いした。5年の月日が流れ昭和40年、丸熊陶業を退社した2人は川原家に陶芸する作業場も作り、また2人の間にも4歳の男の子、武志がすくすくと育っていた。喜美子は川原家の家計を支えるため大量の食器などを量産していた。そのため、八郎が武志の面倒を見ることが多くなっていた。常治は仕事の長距離運転がたたり、調子がすぐれない日々を暮らしていた、という内容だった。