市川染五郎、劇場アニメ「サイダーのように~」で声優初挑戦「精一杯勤めたい」

市川染五郎、劇場アニメ「サイダーのように~」で声優初挑戦「精一杯勤めたい」

5月15日に公開される劇場オリジナルアニメーション「サイダーのように言葉が湧き上がる」で、市川染五郎が声優に初挑戦することが明らかになった。

【写真】杉咲花(メディアギャラリー他2件)

イシグロキョウヘイが監督する「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、少年少女のひと夏の青春を描いたオリジナルアニメ。主人公の少年・チェリーを染五郎、ヒロイン・スマイルを杉咲花が演じる。

出演に際し、染五郎は「僕が勤めさせていただくチェリーは人と話すことが苦手で、声が小さいことを指摘されるシーンは僕自身と重なって見えました。本格的な声優のお仕事は初めてですが、チェリーとの共通点を大切にしながら、自分の声でチェリーに命を吹き込むことができるよう、一体になれるよう、精一杯勤めたいと思います」と意気込みを述べた。

またイシグロは、染五郎の起用について「チェリーの声は、シナリオを書き進めてもキャラデザインを描き起こしても色を塗っても、なかなか聞こえてきませんでした。声優や俳優だけでなくもっと広くアンテナを張った時、僕の耳は若き歌舞伎役者、当代の市川染五郎に行き着きます。歌舞伎座に足をはこび、彼のお芝居をこの目で見て、耳で聞いた瞬間、僕のなかでチェリーが完成してくれました。遠く離れた席で観劇していた僕にも“表情”が届くその芝居の技術は、まさしく声優として必要な要素を兼ね備えていたのです」とコメントしつつ、「この映画はポジティブなメッセージにあふれています。映画を見終わったあとでほんの少し自分に自信が持てる、そんな僕たちのメッセージを、どうか受け取ってください」と観客に呼びかけた。

■ 映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」
原作:フライングドッグ
脚本:佐藤大
監督:イシグロキョウヘイ
キャラクターデザイン:愛敬由紀子
音楽:牛尾憲輔
アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション

□ キャスト
チェリー:市川染五郎
スマイル:杉咲花

(c)2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会