「純烈」の小田井涼平(47)が22日、日本テレビのトークバラエティー「誰だって波瀾爆笑」(日曜前9・55)に出演。売れるためにたどり着いた、自らのキャラ設定について語った。
2年連続での紅白歌合戦出場を決め、名実ともに人気を確たるものにした歌謡グループ「純烈」。とはいえ売れだしたのは15年以降。10年のメジャーデビューから5年ほどは鳴かず飛ばずの日々が続いていた。
下積み時代はキャバレーをメインに営業をしていた。キャバレーの客層は当然のように男性ばかり。ムード歌謡の男性グループだけに、受けず苦労が続いた。
そんな状況に「なんとかせなあかん」と思いつめていた小田井。そこでたどりついたのが“オネエキャラ”だった。小田井は「男性客から見て嫌味がなければ問題ないんだったら、何かからまれても『何やってんのよ』って返せるかな」と、思ったという。リーダーの酒井一圭(44)に相談すると「ええんちゃう」と快諾され、あっさり“オネエ・小田井”誕生へと至った。
ただ、実際には“オネエ経験”がなかった小田井にとって“オネエ”はなかなか困難なキャラ設定。小田井は勉強のため「(新宿)二丁目とかに、何回か飲みに行った」という。オネエらしくするには「仕草もそうなんですけど、やっぱり会話なんですよ。会話でおもしろく返してあげないとダメなんですよ」と、テクニックが必要であるとのこと。「普通に返しちゃダメ。自分がちょっと、わざと下に行くんですよ」と、うまく振る舞うためのコツも披露した。
例えば、お客さんに「イケメンなんとかって言ってるけど、一人だけ変なのがいるんだな、ハハハ!」とからかわれても「そうでしょ、私、変でしょ。お客さん、カッコいいからいいよね」とすかさず“お客さんを立てるたてる言葉”をかけるという。すると、お客さんはことのほか喜んでくれると明かした。
このオネエキャラは「かれこれ2年半続けた」という小田井。その前は“ブロードウェイ中野”なる芸名で迷走していただけに、相当手応えがあったようだった。
純烈・小田井 売れなかった時代にたどりついた“オネエキャラ”
引用元:スポニチアネックス