「よしもとブサイク1位」アインシュタイン稲田の真の実力

「よしもとブサイク1位」アインシュタイン稲田の真の実力

「よしもと男前ブサイクランキング2019」の結果発表が18日、都内で行われ「男前」部門1位をEXITの兼近大樹(28)、「ブサイク」部門1位を、「アインシュタイン」の稲田直樹(34)が獲得した。

 投票は一般視聴者が吉本興業の公式アプリをインストールした上でネットで投票する方式。稲田は16万666票を獲得し、2位のEXITのりんたろー。(33)3万2617票と3位のキングコング梶原雄太(39)2万820票を大きく引き離し、ブッチギリの1位だった。

 同ランキングは、2000年から「マンスリーよしもと」誌上で行われていたもので、休刊にともない開催されていなかったが、4年ぶりに復活。かつてのランキングでは「男前」部門で、田村亮(47・ロンドンブーツ1号2号)、 徳井義実(44・チュートリアル)、綾部祐二(42・ピース)らが、そして「ブサイク」部門で岩尾望(44・フットボールアワー)、山里亮太(42・南海キャンディーズ)、 井上裕介(39・NON STYLE)などが1位となっており、人気芸人がズラリと並んでいる。

■M-1敗者復活戦で“気配良好”

 この手のランキングはやはり知名度ありき。「ブサイク」部門であっても、上位に入るのは、人気や注目度が高いということだろう。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「アインシュタインは、『NHK上方漫才コンテスト』などを受賞しており、相当な実力があるコンビです。稲田はピンでも『R―1ぐらんぷり』の決勝に進出したこともあります。お笑い芸人としては“武器”となる稲田のビジュアルを生かしたネタで、今週末に決勝が行われる『M―1グランプリ』でも敗者復活戦に挑む16組の中に残っています。その中では、和牛とミキに次ぐくらいのポジションでしょうか。しかし、敗者復活戦は審査員の投票ではなく、一般の人の投票で決定するので人気に比例しがちです。チャンスは十分にあると思います」

 さらにブサイクランキングの授賞式で、「僕はプロのブスなので何を言われても構わないけれど、冗談でも一般の方や、特に女の子に『稲田に似ている』と言うのはやめて。言葉のナイフですから」と笑いをとったことで「心は男前ナンバーワンだ」などとネット上で称賛する声が相次ぎ、株を上げた。

「稲田は『イナダマ』というキャラクターグッズまであって、女子中高生の間では、“キモ可愛い”と人気があるようです。

 その根底には、やはりお笑いの地肩の強さがあります」(前出のラリー遠田氏)

「顔じゃないよ心だよ」と歌ったのは故・バーブ佐竹。年末年始のお笑い番組で目にする機会はさらに増えそうだ。