伝説の「料理の鉄人」から20年、フジが「料理の神様」を28日放送!MCは料理番組初挑戦の吉田鋼太郎

引用元:スポーツ報知
伝説の「料理の鉄人」から20年、フジが「料理の神様」を28日放送!MCは料理番組初挑戦の吉田鋼太郎

 フジテレビ系伝説の料理番組「料理の鉄人」が「料理の神様」(28日・午後1時30分)として20年ぶりに復活することが20日、分かった。支配人に扮(ふん)してMCを務めるのは俳優・吉田鋼太郎(60)。TV番組でMCを務めるのは1年ぶりで料理番組は初となる。

 1993年から1999年まで放送された「料理の鉄人」は、鹿賀丈史(69)が「美食アカデミー」の主宰者に扮(ふん)し、テレビ史に輝く名シーンを数多く生み出し、日本中に大ブームを巻き起こした。

 20年越しに復活した「料理の神様」のテーマは「科学×料理」。鹿賀は20年前、科学との融合が新たな料理の未来を切り開くと信じ、「キッチン・オクタゴン」という実験場を開設。そこは日々、科学的な見地から料理を分析し、料理に対する先入観や言い伝えを覆しながら、全く新たなレシピを生み出し続けている。

 そして、「キッチン・オクタゴン」は時に料理の格闘場にもなり、名料理人を招いては、新たな支配人・吉田と秘書の同局アナウンサー・井上清華(24)が見守る中、謎に満ちた凄腕の料理人である「ミスター・ゼウス」が「キッチン・オクタゴン」のレシピに忠実に作った料理と名料理人が作る料理、どちらが本当においしいのか、真剣勝負の火花が散らされている。

 また、料理対決の審査員には、女優の片平なぎさ(60)、陣内智則(45)、足立梨花(27)が登場。対決の実況を務めるのは同局アナウンサーの伊藤利尋(47)、解説は「料理の鉄人」と同じく服部幸應氏(74)。

 対決する料理には、オーナーである鹿賀により、ハンバーグと回鍋肉(ホイコーロー)の2品が選ばれた。

 まずおこなわれたのはハンバーグ対決。「たいめいけん」の茂出木浩司氏、「東洋軒」の猪俣憲一氏、「ミート矢澤」の福島亮氏など、いずれも絶品のハンバーグで知られる名店のシェフが勢ぞろい。

 ハンバーグが選ばれたのは、鹿賀が「A5ランクに頼らない、想像を超えるハンバーグに出会ってみたい」から。現に「たいめいけん」のハンバーグもA5ランクの黒毛和牛のヒレ肉100%だ。 吉田は「我々は気の遠くなるような調査と試行錯誤の末、ある牛肉にたどり着きました」と明かし、対決の幕が上がる。

 最高の食材と、思わず見とれてしまうほど鮮やかな職人技で料理する茂出木氏。一方、ミスター・ゼウスはあまりに意外な部位の肉を取り出し、審査員の片平が思わず「和菓子を見ているみたい」と述べるほど、ハンバーグを作っているとは思えない料理法を披露する。茂出木氏とミスター・ゼウスが作ったハンバーグは、一同困惑するほど、あまりに真逆なハンバーグが出来上がる。

 さらに料理番組初MCの吉田に、足立が「こんなMC見たことない(笑)」と思わずツッコミを入れる場面も。一体何が起こったのか。

 続いて、回鍋肉対決。鹿賀は「回鍋肉をフカヒレ料理に並ぶような一品にしたい」と言う。実は日本で広く食されている回鍋肉は、四川料理を日本で広めた天才料理人・陳建民が、日本人向けにアレンジして作り上げたもの。本場・中国の回鍋肉は食材も味も違い、さらに四川料理を代表する一品として扱われていた。

 そこで吉田は「建民さんが考案した回鍋肉を、我々が超えてみたい」と話し、建民の息子であり、あの中華の鉄人・陳建一が招かれた。圧巻としか言いようのない建一の料理、そんな建一を前にミスター・ゼウスは仰天の回鍋肉を披露する。 報知新聞社