GACKT、来年ソロ20周年のテーマは「無駄遣い、始めました」…インタビュー

引用元:スポーツ報知
GACKT、来年ソロ20周年のテーマは「無駄遣い、始めました」…インタビュー

 歌手のGACKT(46)がこのほど、スポーツ報知などのインタビューに応じ、来年1月11日から2月29日まで行うソロ20周年記念の全国ツアー「KHAOS」(20公演)に向けた思いを語った。主演映画「翔んで埼玉」で報知映画賞特別賞を受賞したばかり。「今回のツアーも、その(映画の)テーマに近い。20周年だから許される本気のふざけたライブを、シリアスにやろうかなと」と新たな試みに挑戦する考えだ。

 ツアーのテーマは「GACKTの無駄遣い、始めました」。完全無比のイメージが強いGACKTだが、自身を「元々、性格が三枚目。だから、ふざけたこと、格好悪いことをやると、どんどん堕(お)ちてくる」と真顔で語る。ツアーでは、その全てをさらけ出すつもりだ。

 10周年でも15周年でもできなかったこと。「若い時は、なるべく格好いい自分でいたいという欲がある。年を取ると少し変わる。余裕が出たというか。年を取ると、少し尿が出てくるじゃないですか。出てきているのかもしれない。尿漏れのような。歯止めが利かなくなってきている」。抑えきれない感情を、20周年ツアーに凝縮させる。

 「翔んで―」では本格コメディーに初挑戦。「ライブも、20周年だからできることって何なのか。でも、出てくるアイデアが、あまりに型にはまっていた。20周年は普通、集大成みたいになるじゃないですか。裏切りたくなるんですよね~」。ツアーの公式サイトは、ダブル主演した二階堂ふみ(25)の劇中セリフを使った「関東人にはそこらへんのガクトのライブでも観させておけ!」。映画ポスターのパロディーで、ツアーで見せる世界観を表現している。

 不安は1つ。「今回初めてライブに来られる方が、『GACKTって普段こんなことやってるんだ』って思われること。それは違うよ、今回だけ特別だよって。今しかできないことをやろうということで、今回のライブはぶっ飛んだものになるかな。納得してないスタッフはいっぱいいると思います」。周囲の不安を吹き飛ばすように、自信たっぷりだった。 報知新聞社