『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン、ファンの要求に応えることは「間違い」だと語る

引用元:IGN JAPAN
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン、ファンの要求に応えることは「間違い」だと語る

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で脚本と監督を担当したライアン・ジョンソンが、映画制作における「創作プロセス」について明かし、ファンに挑戦するのではなく単にファンの要求に応えるのは「間違い」だと語った。
IndieWireによると、Radio.comのSwings Mrsポッドキャストにゲストとして呼ばれたジョンソンは、映画制作に影響を与えるファンに対する考えを尋ねられ、ファンは必ずしも望むことすべてを得る必要はないと述べた。

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「ファンを喜ばせるような創作プロセスをとることは、正反対の結果に繋がる可能性があるため間違いだと思います。自分のファンとしての経験から、何かを思いついてそれがたとえ自分が望んだものだとしても、そのとおりのものをスクリーンで観たら、“ああ、そう”って少し喜んではっきりしない感じがして、そのあとはこのことについて深く考えないだろうけど、それは本当に僕を満足させるものではないですね」
続けて彼は映画を観るときはいつも「挑戦」されることを好むと明かし、初めて『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』を観たときに、映画が終わったあとの余韻が長かったと語った。

ジョンソンは「劇場ではショックを受けたい、驚きたい、油断させられたい、新たな背景を観たい、ファンとして挑戦されたいんです。劇場で僕が毎回欲しているのは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』での体験なのです。心に響き、すべてが繋がったと感じ、筋が通っていて核心に迫ったもので、それが思いもしなかった方法で描かれるようなものです」
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の監督J・J・エイブラムスは、ジョンソンの『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の思わぬ展開に対する感想を明かしており、ダークなルーク・スカイウォーカーには「一番驚いた」と述べていた。しかし、彼は「いくつか予想できない展開があるのは、すごく楽しいですね」と意表を突いたこの作品を称賛した。

加えてエイブラムスは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に対する彼のビジョンを乱すことはしていないと述べている。スカイウォーカーサーガ最終章『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日公開。
そのほか、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の北米プレミアに参加した観客の感想についてもチェック。

Adele Ankers