【報知映画賞】鈴鹿央士、“すず先輩”丸腰スピーチ「見つけてくれて感謝」

引用元:スポーツ報知
【報知映画賞】鈴鹿央士、“すず先輩”丸腰スピーチ「見つけてくれて感謝」

 作品賞を受賞した「蜜蜂と遠雷」からは石川慶監督(42)と、新人賞の鈴鹿央士(19)が登壇。主演の松岡茉優(24)が花束ゲストに駆けつけ「作品賞が一番うれしい」と声を弾ませた。

 人生初の表彰式だという鈴鹿は“丸腰状態”でマイクの前に立ち、「捨て犬を拾ってもらった感覚。捨てられてはいないですけど…。見つけてくれて感謝しています」と無邪気に語った。「ちょっとテングになったら鼻をへし折ってください」と遠慮気味なスピーチで会場を笑わせた。

 所属事務所の先輩・広瀬すず(21)の教えを胸に臨んだ。先週、やはり同じ事務所の瀬戸朝香(43)の誕生会で、広瀬に新人賞の受賞を報告。「おめでとう。すごいね!」と祝福された。広瀬も15年に「海街diary」で同賞を受賞。鈴鹿が「式でのスピーチの内容は何か考えましたか?」と聞くと「私は何も考えずに行ったよ」と自然体で臨むよう、アドバイスされた。

 4人のピアニストがコンクールでしのぎを削る物語。鈴鹿は自宅にピアノすらない粗削りな天才少年を演じ、再起を図るかつての天才少女(松岡)を刺激する。その松岡に花束を手渡され「私のセリフが飛ぶくらい純粋な目で、お芝居をしてくれた」と褒められた。

 今、興味があるのは「家族もの」の作品だ。「他のキャストと本当の家族になったように絆ができると聞いた。演技を磨いて出演したい」という理由も初々しい。キャリアを重ね、映画界に“家族”を増やしていきたい。(浦本 将樹)

 ◆鈴鹿 央士(すずか・おうじ)2000年1月11日、岡山県生まれ。19歳。高2の時、映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」にエキストラとして参加した際、主演の広瀬すずがスカウトし上京。芸名は広瀬すずの「すず」にちなんだ。18年11月「MEN’S NON―NO」専属モデルオーディションでグランプリ。19年は映画「決算!忠臣蔵」、NHK連続テレビ小説「なつぞら」、テレビ朝日系「おっさんずラブ―in the sky―」など話題作に出演。身長178センチ。血液型O。

報知新聞社