【報知映画賞】「キングダム」で監督賞の佐藤信介監督、亡き妻と「喜びを分かち合いたい」

引用元:スポーツ報知
【報知映画賞】「キングダム」で監督賞の佐藤信介監督、亡き妻と「喜びを分かち合いたい」

 第44回報知映画賞の表彰式が18日、都内で行われた。

 監督賞は「キングダム」の佐藤信介監督(49)が受賞。国内の映画賞を受賞するのは今回が初めて。あいさつでは、数か月前に妻を亡くしたことを明かして「楽しみにしていたのですが…。妻と喜びを分かち合いたい」と声を詰まらせた。

 累計発行部数4000万部超の原泰久氏の歴史漫画が原作で、興行収入50億円を突破し今年の邦画実写映画で1位を記録した。表彰式では、同作に出演した山崎賢人(25)が駆けつけ祝福。「これからも世界の人々を楽しませられる作品を作れれば」と“続編”に期待。これには「続編を作りたいと思っていたらと思っているだけです」とはぐらかした。

 広島で過ごした幼年時代は、年に数度の映画館が楽しみだったとか。ネットもビデオもなかった時代。空想を巡らせた「あの頃見た映画を作りたかった。キングダムは、まさに作りたかった」と語り、山崎賢人は「僕のつもりで作っていました」と明かした。

 ◆佐藤 信介(さとう・しんすけ)1970年9月16日、広島県生まれ。49歳。94年、武蔵野美術大学在学中に手掛けた短編映画「寮内厳粛」でぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。2001年「LOVE SONG」で商業映画監督デビュー。代表作は「GANTZ」(11年)、「図書館戦争」(13年)、「アイアムアヒーロー」(16年)など。

報知新聞社