爆問・田中「ボヤキを黙らすにはかぶきあげ」ノムさんを追悼、スポーツ番組で共演

爆問・田中「ボヤキを黙らすにはかぶきあげ」ノムさんを追悼、スポーツ番組で共演

 お笑いコンビ、爆笑問題の田中裕二(55)と太田光(54)が11日、TBSラジオ「JUNK爆笑問題カーボーイ」(火曜深夜1・0)に出演。田中は2017年まで5年間司会を務めたTBS系スポーツ番組「S☆1」で共演したノムさんをしのんだ。

 自身も大の野球ファンで知られる田中。テレビなどの報道で訃報を知ったが「まだ実感がわかない」とポツリ。同番組では「ノムさんはかぶきあげが大好きで、放送前の打ち合わせでボヤキを黙らせるにはかぶきあげだった」と苦笑した。

 さらに「控室にあいさつに行くと、よく銀座のおねえちゃんと携帯で話してた。若い子が好きでねぇ~」とおちゃめな人柄も明かした。

 忘れられない思い出について、野村さんと王貞治氏(79)、長嶋茂雄氏(83)、稲尾和久さん(享年70)が1963年、欧州旅行をしたときの写真を野村さんにプレゼントしたこと。

 田中は「ノムさんが、これは忘れらない旅行と言って嬉しそうな笑顔で受け取ってくれた」と明かした。この写真は、爆問のラジオ番組に出演した稲尾さんの親族が田中に贈ったものだった。

 野村さんとは晩年まで親交を深め、「よく高校野球の監督で甲子園に出たいと言っていた。自分が高校時代、甲子園に出ていないという反骨心からだと思う」と不屈の野球愛に思いをはせた。

 相方の太田光(54)も追悼。野村さんの教え子で米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手(31)の潜在能力を表現した野村さんの名言「マー君 神の子 不思議な子」をネタに「マー君 神の子 自分(野村さん)も神様になっちゃった」とコメント。

 野村さんとはテレビやラジオ番組などで共演し、「沙知代さんが亡くなって『寂しくて仕方ない』とよく言ってたけど、必要以上に悲しむわけでもない。それは自分の状況を冷静に判断している証拠で、そこも野村ID」としのんだ。