ムーディ勝山 特殊詐欺被害防止キャラバン隊長に就任

引用元:東スポWeb
ムーディ勝山 特殊詐欺被害防止キャラバン隊長に就任

 お笑い芸人のムーディ勝山(39)と滋賀県住みます芸人のお笑いコンビ「ファミリーレストラン」(ハラダ=43、しもばやし=43)が18日、滋賀・草津市のイオンモール草津で行われた滋賀県警の「特殊詐欺被害防止キャラバン隊長」就任式に出席した。

 草津出身の勝山は「滋賀県でもいろんな特殊詐欺が増えている。詐欺グループはだますことだけを考えているプロ。詐欺被害を『右から左へ受け流していただきたい』」と一世を風靡した一発ネタ「右から来たものを左へ受け流すの歌」に引っ掛けて啓発。しもばやしは、母親がオレオレ詐欺に遭いそうになったエピソードを披露した。

 吉本興業の一連の闇営業騒動で、知らなかったとはいえ、振り込め詐欺グループのパーティーに出席し、約1か月半、謹慎した勝山。謹慎中は同じく謹慎していた「天津」木村卓寛や、くまだまさしらと特殊詐欺防止に向けた活動を行ってきた。

 復帰の際の「特殊詐欺に遭う人が少しでも減るよう協力したい」というコメントが滋賀県警の目に留まり「批判もあるかもしれないが、注目してもらって結果として被害が減ればいい」(県警関係者)とオファー。ボランティアでノーギャラだが、勝山は二つ返事で快諾。「ああいうことがあったのにすごくありがたい。地元でうれしいし、やりがいを感じます」と感謝した。

 6本あった仕事は現在1本に減った。そんな激動の一年を、漢字1文字で表してほしいとリクエストされると「う~ん。『省』ですかね。省みるという意味で」と絞り出した。

 今後については「(闇営業の)ニュースで気分を悪くされた方もいた。そこを反省して、そうした被害に遭われる方が増えないよう一生を通して啓発活動をやっていきたい。一発屋のギャグは当てはめやすいし、吉本にはほかにも一発ギャグを持っている人がいる。一緒に働かせてくれるところがあれば、どこへでも駆けつけます」と神妙な面持ちで語った。