『2019年ブレイク女優』清原果耶が首位 視聴者&業界の注目度増す期待の17歳

引用元:オリコン
『2019年ブレイク女優』清原果耶が首位 視聴者&業界の注目度増す期待の17歳

 ORICON NEWSでは、この1年に一躍、知名度を上げた女優についてアンケートを行なう恒例企画『2019年 ブレイク女優ランキング』を今年も発表。その結果、NHK連続テレビ小説『なつぞら』での演技が印象深い、【清原果耶】が、堂々の1位に。ドラマ、映画、CMに引っ張りだこだった彼女。清楚で透明感のある17歳という若さと女優然とした卓越した演技力で、制作者、視聴者ともに支持を集め首位に輝いた。

【ランキング表】今年ドラマや映画で主演を務めた若手女優がズラリ、ブレイク女優TOP10

■業界注目度も高い17歳、10代女優の中で“抜きん出た存在”に

 1位となった【清原果耶】は、今年は6本のドラマ(うち主演は3本)、3本の映画に出演。中でも2度目の朝ドラ出演となる『なつぞら』(NHK総合)では、主人公・なつと生き別れになった実妹の千遥役演じ、終盤では母親として再登場。戦時中に兄弟と生き別れた葛藤を抱える10代の姿と、落ち着きのある30代の姿を巧みな表現力で見事に演じきった。14日に最終回を迎えた、ドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ系)では、不登校の中学3年生・秋葉春海として出演。主演の生田斗真演じる、岸部満との丁々発止のセリフや、母親の再婚相手との関係など、思春期ならではの心の葛藤を見事に演じた。

 そもそも清原は、ティーン向け雑誌『ニコラ』(新潮社)や『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務め、昨年度は『全国高校サッカー選手権大会』応援マネージャーに就任。デビュー時から“若手女優ブレイクの王道コース”をたどってきた。

 多彩な役柄に果敢に挑み、17歳とは思えない演技の幅広さを視聴者に見せてくれた清原。1月に公開された俳優・山田孝之プロデュースの映画『デイアンドナイト』では、ヒロインに抜擢され、家族の愛情を知らずに育った少女・奈々を演じた。山田から「清原さん自身が奈々だった」と役との“シンクロ率”の高さを絶賛。

 世代別では10代、30代、50代で1位、20代と40代でも2位と各世代が支持。彼女の場合、業界内の期待値だけでなく、視聴者にもそのポテンシャルの高さが伝わり、双方から支持を集めたのが、今回首位になった要因だろう。そんな彼女に「演技も上手いし透明感もすごくて」(滋賀県/10代・女性)、「彼女が主演を務めた『蛍草』を視聴したが、演技力に圧倒されたから」(埼玉県/30代・男性)、「可愛さの中に凛とした強さもあり、芯が通ってる感じがする」(神奈川県/50代・女性)と老若男女が讃えた。

 ここまで注目度が高い若手女優は、近年いなかったのではないだろうか。高校卒業後の2020年春に大阪から上京し、さらなる活躍が期待される。