いだてん最終回出演のカンニング竹山、「水明亭」店主の孫からの手紙に涙したことを明かす

引用元:AbemaTIMES
いだてん最終回出演のカンニング竹山、「水明亭」店主の孫からの手紙に涙したことを明かす

 16日夜のAbemaTV『AbemaPrime』に出演したカンニング竹山が、NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(15日最終回)の出演に至る驚きのエピソードを明かした。

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 竹山が演じたのは、「久留米ちゃんぽん」が名物の食堂「水明亭」の店主役。自身も常連客だったことから、不思議な縁で起用が決定したという。

 「僕は水明亭にしょっちゅう通ってまして、もう女将さん、といっても、もうおばあちゃんなんだけど、仲良くなって。神宮球場の中にもお店があって、行った時にはビールをもらったりしていて。そして2年くらい前かな。お昼にちゃんぽん食べてたら、“竹山君、NHKが来たのよ”って言うから、“また特集組むの?”って。“違うの、うちが大河に出るかもしれないんだって。昭和39年のオリンピックに関係があるかもしれないから”って。おやじさんは既に亡くなっていて、僕も会ったことはなかったんだけど、“おやじさん役で使ってよ”って言ってみたら、“私も竹山君にやってほしいのよ”なんて言うから(笑)。“じゃあ、おかみさんNHKに言っといてよ”って。そんな話をラジオで面白おかしく話していたら、それをたまたまクドカンさんが聞いてて、“竹山さんが出てくれるなら、水明亭のシーン作ろう”と。実際、最後の聖火ランナーの坂井義則さんが国立競技場に入る前に水明亭で震えていた、みたいなことがあったみたいで。なかなか珍しいキャスティングの仕方でした」。

 撮影後には、水明亭の店主の孫からの手紙が届いたという。

 「これはちょっと泣いちゃったんだけど、1カ月くらい前にお孫さんから手紙が来て。“祖父は私が2歳くらいのときに亡くなったので、初めて姿を見ました、ありがとうございました”って書いてあって。読んでてたまらなかったです。“これでいいのかな”って思いながら演じてたから。嬉しかったですね。水明亭自体は3月で取り壊しになって無くなってなっているんで、寂しいのもありますけどね」。

 また、視聴率としては年間通して振るわなかったと報じられていることについては、「やっぱり大河って、戦国時代とかの知識が分かる人がお茶の間で見て、自分の歴史感を確認したいみたいな。お父さんなんかが、子どもに自慢したいみたいなのがあると思う。でも、最終回の台本もらったときに、このホン、読み物として面白いと思った。めちゃくちゃページが進む。クドカンさんは、これを1年間やってたのかと。正直、僕は最終回しか見てないから、それまでのストーリーはあんまりわからなかったんだけど、昨日は(最終回を見て)大泣きしちゃった」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)