福士蒼汰『カイジ』新作で藤原竜也の役作りを勉強

福士蒼汰『カイジ』新作で藤原竜也の役作りを勉強

 俳優の福士蒼汰が16日、都内で行われた映画『カイジ ファイナルゲーム』の「ようこそクズの皆様 圧倒的プレミアム試写会 Supported by 帝愛グループ」に藤原竜也とともに登壇し、藤原の撮影現場でのエピソードを明かした。この日は、関水渚、吉田鋼太郎、佐藤東弥監督、福本伸行(原作)も来場した。

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 劇場版シリーズの第3弾にして最終章の本作では不景気の2020年の日本が舞台となり、カイジが人生の一発逆転を狙って、より過激なゲームに挑戦する。福士は映画に登場するオリジナルゲーム「ゴールドジャンケン」を得意とする総理秘書の高倉浩介役を務めた。

 福士は「このシリーズに出演できて、とてもうれしいです。カイジと対峙できてとても興奮しました」と高揚した思いを告白。「僕にとって貴重な役柄で、悪い人に見えがちですが、信念を貫いている男なので、そういう部分を見てもらえたらうれしい」と呼びかけた。

 また、主演の藤原について「びっくりしたのは(撮影は)段取り、テスト、本番(という流れ)があるんですが、段取りの時が一番テンションが高い」と紹介。藤原から「ダメじゃん」とツッコまれた福士は、最初にハイテンションでのぞみ、徐々に「引き算や、フォーカスを合わせる」作業を行っていると感じたそうで、「そこまでやっていいんだ……という余裕を見せてくれた」と藤原の役作りの方法が勉強になったことも口にした。


福士蒼汰『カイジ』新作で藤原竜也の役作りを勉強


笑うイケメンと説明するイケメン

 ところが舞台での共演経験がありプライベートでも交流がある吉田は「絶対違う!」と割って入り、「まず、『俺はこれでいくぜ!』というのを最初に見せるんですよ。そうすると藤原ペースになっていく。その自己アピールがすごい」と褒めたところで、「でも、福士くんが言っているのは、そこからテンションが落ちちゃってるってことでしょ?」といじり。なぜか悪い方向に発展して福士は「アジャストしてるという話です」と慌てる。藤原からも「(テンションを)下から上にあげるの大変ですから。上から下の方がまだ(やりやすい)ね……」と加勢されると、福士は「ふぅ~、汗かいた」と自分でまいた種の想定外の成長に冷や汗を流していた。(取材:錦怜那)

映画『カイジ ファイナルゲーム』は2020年1月10日より全国公開