「高校時代、彼女いましたか?」巨匠、山田洋次監督が母校の“後輩”から記者顔負けの質問にたじたじ、返答は?

引用元:スポーツ報知
「高校時代、彼女いましたか?」巨匠、山田洋次監督が母校の“後輩”から記者顔負けの質問にたじたじ、返答は?

 映画の山田洋次監督(88)が15日、山口・宇部シネマスクエアで行われたシリーズ50作目となる新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(12月27日公開)の特別上映会で舞台あいさつした。

 15~18歳まで宇部で生活し、県下有数の進学校、県立宇部高(当時旧制宇部中)に通った山田監督。この日は「若い人にも『寅さん』を見て欲しい」という監督の意向もあり、同校のかわいい後輩たちも鑑賞。上映後の舞台あいさつでは大先輩への“質問コーナー”があった。

 映画監督になろうと思った理由。なぜ50作も撮ることができたのか、ななどを聞かれたが「高校時代、彼女はいましたか?」とプロの記者も顔負けの質問も飛び出した。

 思わず苦笑した山田監督。「う~ん、当時(宇部高は)男子校で県立の女子校があってね。電車の中で高女(高等女学校)の生徒を見ると胸がドキドキして。声を掛けることなんて、とてもできなかった。遠い遠い憧れの存在だったよ」と答えた。

 また「今の高校生をどう思いますか?」という問いも。これには「全国に高校生は何十万人といるのだから。僕が答えると間違ったことを言ってしまう」といい、「ただ思うのは(生徒の)1人、1人はそれぞれ違う、ということ。個人、個人がいかに大事か、ということは知って欲しい」と話していた。

報知新聞社