リース・ウィザースプーン、『キューティ・ブロンド』のオーディションに「セクシーな服で行け」と指示された

引用元:ELLE ONLINE
リース・ウィザースプーン、『キューティ・ブロンド』のオーディションに「セクシーな服で行け」と指示された

雑誌『ハリウッド・リポーター』が選ぶ今年の「ウイメン・イン・エンターテイメント」の1人に選ばれたリース・ウィザースプーン。授賞式のスピーチではブレイクするきっかけになった『キューティ・ブロンド』のオーディションについて振り返った。「映画会社は私が口やかましいガミガミ女だと思っていたみたい」とリース。その理由はその直前に出演した『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』で真面目で意見をはっきり口にする女子学生トレイシーを演じたから。「マネージャーから電話で『映画会社のトップに会って。トップはあなたを主役にふさわしいと思っていないから。あなたがトレイシーみたいに反抗的な人だと思っている』と言われた。さらに『セクシーな服装で行け』と指示されたわ」。


リース・ウィザースプーン、『キューティ・ブロンド』のオーディションに「セクシーな服で行け」と指示された


『キューティ・ブロンド』GETTY IMAGES

当時のリースはブレイク前。しかもすでに一児の母だった。「23歳で、家には赤ちゃんがいてお金が必要だった。さらに自分たちのしていることをわかっている人たちからそう言われたら」断れないと当時を振り返っている。「昔言われたことを振り返ると滑稽よね。多分皆さんは今、『同じことを今娘が言われたら、娘は『それは冗談でしょ』って反応するはず』って思っているでしょうから」。約20年が経ちハリウッドが少しづつではあれ、変わっていることを指摘している。

最近ではジェニファー・アニストンと共演したドラマ「ザ・モーニングショー」で1話あたり200万ドル(約2億2,000万円)のギャラを獲得したリース。破格のギャラだとニュースになったけれど男優たちと比べれば同等。リース曰く「まるで私たちがそれに値しないかのように、何か問題があるかのように怒っている人たちがいたようね。私は『これのどうして問題なの?』と思ったわ」。


リース・ウィザースプーン、『キューティ・ブロンド』のオーディションに「セクシーな服で行け」と指示された


授賞式には一家で出席。アヴァ・フィリップ、リース・ウィザースプーン、ディーコン・フィリップ、ジム・トス GETTY IMAGES

男女格差が繰り返し指摘されているハリウッド。例えば最近ではゴールデン・グローブ賞の監督賞のノミネートの中に女性の名前がなかったことに対して批判の声も上がった。その中で、リースのように格差改善の成果を示している女優たちがいるのは前進の証。リースは現在『キューティ・ブロンド』シリーズ3作目を来年の公開を目指して制作を進めていることも明らかにしている。男女平等な映画界を目指し、プロデューサー&女優としてこれからどんな活動を見せるのか楽しみにしたい。