宮沢りえ、「演技に対する不得意感、劣等感を感じていた」映画初主演作を回顧

引用元:スポーツ報知
宮沢りえ、「演技に対する不得意感、劣等感を感じていた」映画初主演作を回顧

 女優の宮沢りえ(46)、4人組ダンスロックバンド「DISH//」の北村匠海(22)、女優の芳根京子(22)が13日、東京・TOHOシネマズ日比谷でアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」(村野佑太監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 累計発行部数2000万部以上を記録した宗田理氏の「ぼくら」シリーズが原作。宮沢は中学生の時に1988年公開の映画「ぼくらの七日間戦争」(菅原比呂志監督)の主人公・中山ひとみ役で女優デビューした。そこから31年、シリーズ初のアニメ化となった今作で、宮沢は“2020年の中山ひとみ”の声を務める。

 当時の撮影について宮沢は「忘れてしまった」と恥ずかしがりながらも「演技の経験は初めてで、2泊3日で合宿しました」と回顧。「今でもありますけど、当時は演技に対する不得意感、劣等感を感じていた。演技経験が少なくて苦労して、ずっと緊張してました」。それでも、その経験は今でも財産になっており、「30年前は表現方法など、制約なく作品が作れていた貴重な時間だった。今の映画作りでも制約がなくなればと思います」と語った。

 31年前の実写作品を見た北村は「宮沢さんが(公開時)15歳とは思えない。22歳の僕が見ても、子供対大人の構図のはずが、宮沢さんが大人に見えた。達観している感じ。セリフ1つ見てもも洗練されている」と演技に舌を巻いた。芳根も「その時代の力強さを感じられて、うらやましかった」と憧れのまなざしを宮沢に向けていた。

報知新聞社