辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」

引用元:THE PAGE
辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」

 吉本新喜劇の辻本茂雄が31日、4月から行われる「よしもと祇園花月 特別公演『茂造の手紙』」の開催会見を大阪市中央区の吉本興業本社で行った。昨年2月に吉本新喜劇の座長から勇退したが、辻本は「座長を辞めた感覚がまだないというか、GWにこの芝居があり、夏に辻本新喜劇を一週間して、名古屋で座長公演するので」と話していた。

【拡大画像】茂造じいさんの姿でインタビューに答える辻本茂雄 辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」 [写真]「よしもと祇園花月 特別公演『茂造の手紙』」の開催会見を行った辻本茂雄=31日午後、大阪市中央区で

初めて茂造の姿での2時間公演を実施

 この茂造での特別公演は4月28日から5月11日まで、京都市東山区のよしもと祇園花月で行われる。2009年より上演されており今回で第12作目となるが、12作目にして初めて茂造の姿での2時間公演を実施。茂造じいさんが50年前の若かりし茂造と対面するなど、笑いあり、 涙ありの芝居に挑戦する。また昨年に続き、今作でも出演者オーディションを行うという。 辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」 [写真]報道陣と笑顔で話す辻本茂雄扮する茂造じいさん

「50年前の茂造に会ったり、おもしろい内容になってる」

 その茂造の姿をした辻本は、会見場に入ると「昨年は座長勇退の件で書いて頂き、お世話になりました」と記者らに声をかけ今公演の内容を説明。

 そして「1幕と2幕がリンクしています。タイムスリップして50年前に行き、万博の都市、そういう背景も我々の年齢やったら懐かしいセリフがあったり、僕が50年前の茂造に会ったり、おもしろい内容になっております」と笑顔で話した。 辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」 [写真]「座長を勇退した感じはない」と話す辻本茂雄=31日午後、大阪市中央区で

座長勇退から一年「めちゃくちゃ営業に行っているんです」

 会見に出席した記者からは、座長勇退から約一年についての質問があり、辻本は「テレビのオンエアではずっとゲストで出ていますが、お父さん役がだいぶ増えてきて。茂造の時は一時間突っ走っていたけど、緊張と緩和のある芝居をひきしめる『緊張』の方をやらせていただいてる」と答えた。

 しかし「めちゃくちゃ営業に行っているんです」とも話し、今回のゴールデンウイークのこの芝居のほか、夏には辻本新喜劇を一週間行い、名古屋でも座長公演をするため「勇退した感じはない」とも続けた。

オーディションは3月の頭くらい

 4月に行われる公演では、出演者のオーディションを行うが、辻本は「3月の頭くらいに考えてます。小学1年生くらいに見える男の子と、茂造の嫁役の女性、だいたい27歳くらいに見えたら、上でも下でもいい」と話した。 辻本茂雄 茂造の姿で特別公演へ意気込み「座長を勇退した感覚まだない」 [写真]茂造じいさんは健在だ=31日午後、大阪市中央区で

ロンブー会見に「ジーンときた」

 また、記者からはオーディションにからめて「もしもロンドンブーツ1号2号の田村亮さんがオーディションを受けてきたら」という質問が飛んだ。

 すると、辻本は「彼も劇団を立ち上げたじゃないですか。(会見)昨日のことですよね、とても感動しましたよね、(田村)淳の優しさ、彼のために前説までして、ジーンときましたけどね。髪の毛を黒にしてくれるなら合格です」と笑顔で返していた。