才能溢れる子どもたち24名が決定、ミュージカル『スクールオブロック』生徒役オーディション最終審査レポート

引用元:デビュー
才能溢れる子どもたち24名が決定、ミュージカル『スクールオブロック』生徒役オーディション最終審査レポート

 2020年8月下旬から【東京建物 Brillia HALL】のこけら落としシリーズ作品として上演される、世界的大ヒットミュージカル『スクールオブロック』。オーディションサイト「デビュー」では、今年の夏に都内某所にて行われたバンドメンバー(生徒役)オーディションの最終審査に潜入。応募者1,565名から、厳しい審査を勝ち残った24名がバンドメンバー(生徒役)に決定した。

【写真】最終審査では芝居・ダンス・面談などを実施

 最終審査となったこの日は、8~13歳までの男女30名が参加。午前中から、チームに分かれて、演奏、歌、芝居、ダンスのそれぞれの審査を実施。バンドメンバー(楽器チーム)は、実際にバンドを組んで演奏を行い、演奏審査の最後には、審査員のみならず、最終候補者たちの前で披露した。

 その後、最終候補者全員が参加して行われた面接審査では、一人ずつ前に出てきて、自己紹介をしつつ、好きな食べ物や嫌いな食べ物、好きな人のタイプ、好きな教科、苦手な教科など、それぞれ”好き”なものと”嫌い”なものについての話をして自身をアピール。これまでの審査を通じて、スタッフともコミュニケーションが取れているからか、緊張している感じは一切なく、それぞれの候補者たちが、演出の鴻上尚史氏らとの質疑応答を楽しんでいる様子だった。

 最後には、鴻上によるワークショップ審査を実施。最初に全員で輪になり、手を叩きつつ何か言葉を発しながら、隣の人に音を次々と渡していくというゲームでウォーミングアップ。最初は、何を言えばいいか考えてしまい、途中で止まってしまったりしていたものの、コツを掴んでからは、スピードもどんどん上がり、声や動作も大きくなっていく候補者たち。体と声を慣らした後は、男女2人ずつ4人1組のチームになって、このオーディションの用に鴻上氏が書き「スクールオブロック」を想定した、とあるシーンの芝居に挑戦。

 まずは、それぞれが自身の考えた役の雰囲気でセリフを読み、その後、鴻上氏がセリフの言い回しやニュアンスを指示・修正を加え、再び同じチームで芝居を披露するという演技審査がそれぞれのチームで実施された。鴻上氏が指示したことに対し、柔軟に対応して芝居する者や、身振り手ぶりを加えて体全体で表現する者、キャラクターの特徴をしっかりと捉えて表情豊かに芝居するものなど、個性豊かな芝居でそれぞれがしっかりと自身の演技力をアピールしていた。

 そして、すべての審査が終了し、石黒祐輔、石原颯也、市川裕貴、歌田雛芽、大前優樹、岡田奈々、小川竜明、籠尾俐香、小鷹狩八、近藤匠真、後藤いくり、陣慶昭、竹内彰良、鶴岡蘭楠、中川湊斗、成石亜里紗、陽唄、洞桃香、松岡芽依、松本三和、モーガン・ミディー、持田唯颯、山崎玲奈、山本宙奈の24名の才能溢れる子どもたちの出演が決定。

 厳しい審査を勝ち抜いたバンドメンバー(生徒役)24名が、今後、稽古期間を経て、主人公・デューイを演じる西川貴教・柿澤勇人をはじめとするキャストとともに、どんな化学反応を起こすのか、そして本番のステージ上で最高にロックな演奏をする姿を期待したい。

 ミュージカル『スクールオブロック』は、2003年、ジャック・ブラックが主演し、ロック映画の金字塔となった映画「スクール・オブ・ロック」を、2015年に『オペラ座の怪人』『キャッツ』など世界的大ヒット作品を次々と世に送り出し続ける、言わずと知れた作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースと音楽を手掛けブロードウェイにてミュージカル化したもの。

 作詞にはディズニーミュージカル『リトル・マーメイド』やディズニー・アニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のグレン・スレイター、脚本は英ドラマ「ダウントン・アビー」やミュージカル『メリー・ポピンズ』のジュリアン・フェロウズという最高のクリエイターが集結し、ミュージカル「スクール・オブ・ロック」が誕生した。ブロードウェイでの開幕から間も無く、2016年にはイギリス・ウエストエンドでも開幕し、世界の演劇界を牽引する2大都市で大ヒットを記録し、今なおロングラン大ヒット中。

 さらに、ミュージカルのみならず、2016年にはアメリカにてドラマ化され、2016年・2017年と2年連続でエミー賞にノミネート。2018年にはNHK Eテレにて放送が開始され、日本でも高い人気を誇る。そんな注目の大ヒットミュージカルが2020年8月に約7万人動員の大規模公演で日本にて初めて上演される。

【公演情報】
ミュージカル『スクールオブロック』
東京公演:2020年8月下旬~9月下旬/東京建物 Brillia HALL (豊島区立芸術文化劇場)こけら落としシリーズ
大阪公演:2020年9月下旬~10月上旬/新歌舞伎座

◆クリエイティブスタッフ
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
歌詞:グレン・スレイター
脚本:ジュリアン・フェロウズ
日本版演出:鴻上尚史

◆キャスト
西川貴教 柿澤勇人 濱田めぐみ
梶裕貴 相葉裕樹 はいだしょうこ 秋元才加
阿部裕 栗山絵美 多岐川装子 俵和也 丹宗立峰 ダンドイ舞莉花
中西勝之 長尾哲平 西野誠 湊陽奈 安福毅

石黒祐輔 石原颯也 市川裕貴 歌田雛芽 大前優樹 岡田奈々 小川竜明 籠尾俐香
小鷹狩八 近藤匠真 後藤いくり 陣慶昭 竹内彰良 鶴岡蘭楠 中川湊斗 成石亜里紗
陽唄 洞桃香 松岡芽依 松本三和 モーガン ミディー 持田唯颯 山﨑玲奈 山本宙奈

◆あらすじ
アマチュアロックバンドのギタリストのデューイは心からロックを愛する男だったが、その熱すぎる情熱と勝手なパフォーマンスが原因でバンドをクビになってしまう。友人ネッドのアパートに居候しているデューイだが、貧乏で家賃すら払えず、ネッドの恋人パティと喧嘩し住む場所も無くなりそうな最悪な状況に。そんな時、ネッドに私立学校の臨時教師の話が舞い込み、仕事が欲しかったデューイはネッドになりすまして名門ホレス・グリーン学院へと向かう。
厳格なロザリー校長のもとエリート進学校として名高いホレス・グリーン学院だが、デューイは厳格な規律の多い学校で過ごす子供たちが無気力な事に気がつき、さらに担任したクラスの子供たちに音楽の才能があることも見つけ、子供たちとバンドを組んでバンドバトルに出場することを思いつく。そして、学校や親に気づかれぬよう、授業と称して子供たちにロックのあらゆることを教え始める。クラシックしか耳にしたことがないような生徒たちは、最初は困惑していたが、やがてデューイの陽気な人柄やロックの開放感、ありのままの自分を認めてくれるデューイに魅力を感じはじめ、一緒にバンドバトルを目指して猛練習を始める。ある日、デューイが偽物教師だということがバレてしまうが、デューイとのロックを通し変わり始める子ども達の変化は、周囲の大人たちをも変えていくことになる。

公式ページ http://sormusicaljp.com/
作品公式 Twitter/Instagram:@sormusicaljapan

主催:ホリプロ/フジテレビジョン/キョードーファクトリー/TOKYO FM
企画制作:ホリプロ