桂ざこばが悲鳴!? 舞台復帰も「セリフが入ってこない」

引用元:スポーツ報知

 大阪松竹座の舞台「なにわ喜劇夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち」(来年2月1~16日、大阪松竹座)の製作発表会見が12日、大阪市内で行われた。2015年に亡くなった落語家・桂米朝さんの追善公演で、米朝さんの妻・絹子さん(14年他界)にスポットを当て、にぎやかな桂米朝一門の日々を大阪らしい笑いで届ける。

 米朝の師匠にあたる四代目桂米団治を演じるのは、米朝一門の落語家・桂ざこば(72)。2017年に左中大脳動脈閉塞症・塞栓性脳梗塞を患い、久しぶりの舞台復帰となる。「体は大丈夫なんですけど、後遺症で脳ミソがあかん。(セリフが)入ってきまへんねん。どうしよ」と笑いを誘った。また夫妻とともに暮らした当時を振り返り「今あるのは師匠のおかげ。ママにはご飯食べさせてもらいました。どんな家やったのかを知りたい。不思議な家でした」と話した。

 主人公の絹子夫人を演じる女優・真琴つばさ(54)は「身なりも大阪弁も未熟者ですが、関西の皆様に愛される舞台にしたい」と決意表明。また、米朝さんを演じる俳優の筧利夫(57)は「落語のシーンはございません。責任重大なので、絶対にヅラを落とすことのないようにしたい」と冗談を交えながら抱負を語った。五代目桂米団治(60)役の俳優・内博貴(33)は「プライベートでざこばさんの落語を見て、その時に米朝さんにご挨拶させていただいた。縁があったのかな。松竹座は原点。ジャニーさんも愛した劇場なので、帰ってきたなという感覚です」と、公演を楽しみにしていた。

報知新聞社