松本人志、「感染者数」の報道「もういいんじゃないか?」 新型コロナ「マスコミのやり方」に疑問も

引用元:J-CASTニュース
松本人志、「感染者数」の報道「もういいんじゃないか?」 新型コロナ「マスコミのやり方」に疑問も

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が続く中、ダウンタウン・松本人志さんは「感染者数」を毎日報道するのは「もういいんじゃないか」と苦言を呈した。

 松本さんは2020年3月15日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。この発言以外にも「日本のマスコミのやり方が僕はあれなんですよ」と話す場面があった。

■「感染者数を毎日のようにニュースで言うのも」

 新型コロナウイルス感染防止のため、イベントの自粛、テーマパークの休園、各種スポーツの延期・中止が相次ぎ、「コロナ疲れ」といった言葉も使われるようになっている。

 番組で松本さんは「何なんでしょうね。特効薬がないというのも不安材料ですけど、その次にあるとすれば、自分がコロナであったとしても感覚がない、症状が出ていない(可能性もある)。自分がもしかしたらコロナ(に感染している)かもしれない、相手にうつしてしまうかもしれない、という不安は、相手にうつしたら悪いという、人の優しさに付け込んだ非常にタチの悪いウイルスやなと思いますね」と対応の難しさに見解を述べた。

 一方で松本さんは、

  「ただ僕は、感染者数を毎日のようにニュースで言うのも、もう…いいんじゃないかなって思います」

と持論を述べている。そのうえで「死亡者数だけは知っておいた方がいいと思います」と付け加えた。

 共演したタレントの中居正広さんも「(テレビの画面上に)ニュース速報で出るでしょ。ピピピって。北海道で、どこどこでって」と同じように気になっている様子。東野幸治さんは「少しずつですけど、回復した人の数を発表するところもある」と昨今の状況を伝えた。

 国際政治学者の三浦瑠麗氏も番組で、「私は東京都の交通事故表示方式を取り入れるべきだと思います。昨日の交通事故死者数はゼロでしたって、看板見たことありますか。あれをやるべきだと思います。そんなに毎日亡くなってないので。『昨日(死者)ゼロだった、ああ良かった』という方が(いい)」と提案している。

 これ以外にも松本さんは番組で、

  「日本のマスコミのやり方が僕はアレなんですよ。『感染者数が1000人超えた』とかやって、カッコ『クルーズ船入れて』って。クルーズ船入れるかねえ、わざわざ?」

と疑問を述べた。

 東野さんは「(クルーズ船の感染者数を)入れるところと入れないところがあるし、たくさんの数のほうが引きがあるってことでしょう」と推測。すると松本さんは、「クルーズ船、日本かい? (乗客・乗員は)日本人ばっかりじゃないし」となおも納得いかないようだった。