ツアー1カ月前、PVで振り返る名曲 「QUEEN来日記念 スペシャル・セレクション」

引用元:夕刊フジ

 【大人のTV】

 昨年、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットで新たなファン層を獲得した伝説のロックバンド、クイーン。2020年1月には、ボーカルにアダム・ランバートを迎えて、来日ツアーを開催する。その前に、彼らの名曲を貴重なPVで振り返ってしまおうという番組だ。

 1970年の生まれの記者にとって、クイーンは80年以降のイメージが強い。言ってみれば「レイディオ・ガ・ガ」や「ブレイク・フリー」以降がリアルタイムの体験だ。もちろん「ボヘミアン~」や「伝説のチャンピオン」といった名曲は聴いてはいるが、リアルタイムではない。

 だから、記者にとってフレディ・マーキュリーのイメージは短髪にヒゲ。しかし、日本でブレークした70年代初めは、“元祖ビジュアル系”といっていいほどアイドル的な人気だったというからどうもピンと来ない。

 クイーンを初期から追いかけ続けていた音楽雑誌「ミュージック・ライフ」でも、80年代になると、フレディは結構読者の投稿イラストネタになっていたな、としみじみ思い出す。

 ということで、やっぱりクイーンにはPVが欠かせないわけで、来日前にしっかり名曲をおさらいしておきましょうというわけだ。

 25分番組なので、すべてを網羅できるわけではないだろうが、記者の個人的な希望としては、やはりメンバーは女装をして話題を集めた「ブレイク・フリー」は流してほしい。フレディの女装もかなりのものだが、ロジャー・テイラーが思った以上に美女だったことも衝撃だった。

 見たいPVは数多いが、もう1本挙げるとすれば「ブレイクスルー」か。だだっ広い草原をひた走る汽車の貨車の上で演奏するメンバー。アップテンポの楽曲にぴったりの映像だ。

 さてどの曲が流れるのか。やっぱりクイーンは面白い。(F)