梅沢富美男 35年来の付き合いのあった梅宮さん偲ぶ「本当に最後の映画俳優」

 俳優の梅沢富美男(69)が12日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演し、慢性腎不全のため死去した俳優の梅宮辰夫さんを偲んだ。

 梅宮さんとは、35年来の付き合い。梅沢は1982年にTBS系のテレビドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」に出演したが、「初めてテレビドラマというものに出させていただいて、当時山城新伍さんと梅宮さんがやっていた番組に初めて呼んでいただいたんですけど、そこからずっと公私ともにお世話になりました」と語った。

 また、2人の姓には「梅」がついていることから「たまたまテレビのスタジオで会ってご一緒させていただいた時に『コーヒーでも飲みに行くか』と誘っていただいて『頑張れよ、芸能界で役者で梅の字がつくのはお前と俺だけなんだからな、頑張ろうな』と言っていただいた」と振り返ったが、最後に会ったのは3年前だったという。

 何度もがんを克服するなど闘病生活を続けていた梅宮さんだが、梅沢は「先輩はいつも、具合が悪いとか休んでますとか病気で戦っていますとは言いたくない、と言っていた」とし「役者というのは、キャスティングに必ず名前が出るようにしたいから」と、その理由を説明した。

 梅沢にとって梅宮さんは「ボクが逆立ちしてもかなわない役者さん。ああいう役者になりたいといつも思っていた、1番尊敬した役者さん」で、私生活でも「面倒見の良さ、立ち居振る舞い、何をしても格好いい」と梅沢。「ああいう生き方は逆立ちしてもできない。本当に最後の映画俳優になっちゃうんじゃないかなあ。もう出てこなと思う」としみじみと語った。