梅宮辰夫さんへ後輩俳優から追悼相次ぐ 山下真司・北大路欣也・千葉真一ら

引用元:オリコン

 俳優の梅宮辰夫さんが12日午前7時40分、慢性腎不全のため神奈川県内の病院で81歳で亡くなった。訃報を受け、山下真司(67)、北大路欣也(76)、千葉真一(80)ら後輩俳優から追悼の声が相次いでいる。

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 ドラマ『スクール☆ウォーズ』で共演した山下は「昭和の大スターは面倒見が良く、稀代の大食漢 そして酒も強かった。そんな豪快な梅宮さんが逝ってしまった。最後まで最強のオヤジだった。御冥福をお祈りします」とコメント。

 梅宮さんの代表作の一つ『仁義なき戦い』シリーズにも出演した俳優の北大路欣也(76)は「東京に出てきた10代の頃、頑張れとよく声をかけてもらいました。私の父もつりが好きだったので、とても親近感を覚えました。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

 また、東映時代の1年後輩にあたる千葉は「年齢も近いし、東映の一つ先輩としていつも意識している存在でした」と振り返り、「10年くらい前から数回、テレビで共演するようになって、健さんのエピソードで盛り上がった日々が懐かしい思い出です」と懐かしんだ。

 梅宮さんは1938年、旧満州・ハルビン生まれ。58年、東映のニューフェイス5期生に合格。翌年映画『少年探偵団 敵は原子潜航挺』で主演デビュー。68年から主演する映画『不良番長シリーズ』が好評となり、70年代には『仁義なき戦い』シリーズや『帝王シリーズ』を成功させ個性派俳優としての地位を確立。

 以降もヤクザ映画、東映Vシネマの大御所として200本を超える映画に出演したほか、『スクール☆ウォーズ』『はぐれ刑事純情派』『特命係長 只野仁』などテレビドラマ、バラエティー番組でも親しまれた。

 昨年9月に前立腺がん、今年1月に尿管がんの手術を受けており、これまで6度ものがん闘病を繰り返し復活を遂げてきた。