宮川花子の奇跡的回復、大助「アンビリバボー」に…

引用元:日刊スポーツ

今年6月から体調不良で休演が続いていた漫才師、宮川花子(65)が11日、大阪市内で会見し、血液のがんの一種である症候性多発性骨髄腫で闘病中であることを発表した。この日は車椅子で出席。一時は「余命6カ月」の可能性があると指摘されていたとも明かした。現在は、奈良県内の病院で入院加療を続けながらも、本格リハビリに入っている近況も報告した。

昨年3月、寛平マラソンに参加後、3日後に腰の痛みを訴え、病院で検査したところ、背中に腫瘍があり「転移なら余命6カ月」と診断されていたという。ただ、これについては、後の検査で多発性骨髄腫であることが判明し、今年1月、痛みが再発して以降は、化学療法を勧められた。

奈良県内の主治医から大阪市内のクリニックで、化学療法と並行しながらの仕事を勧められたが、抗がん剤治療の副作用への恐怖心から、「5カ月間踏ん切りがつかなかった」と打ち明けた。4月ごろから車椅子生活になり、6月には両足にしびれが出て、6月24日に体調不良を訴えて、救急搬送。当時は進行が激しく生命の危機だった。

化学療法が奏功し、首や肩、胸椎付近などに全7カ所の腫瘍が見つかっていたが、すべて消失。眼球近くには5センチの腫瘍があり、大助によると「眼球が飛び出しているような」状態だったが、容姿も戻った。

回復への道筋が見えたことから会見を決意。「私は漫才師、皆が笑えない状態で会見したくなかった」と言い、この日も、奇跡的回復を「アンビリバボー」と表現した大助に「難しいこと言いな」と制するなど、笑わせていた。