宮川花子 車イスで姿見せ会見「回復のメドが立ちました…NGKの舞台に立ちたい」

 「症候性多発性骨髄腫」のため休養していた夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子(65)が11日、大阪市内で会見。車イスで姿を見せた花子は、化学療法、リハビリなど治療の経過報告し「回復のメドが立ちました。復帰はまだだが、NGKの舞台に立ちたい」と語った。リハビリを続け、NGK(なんばグランド花月)からの舞台復帰を目指す。

 花子は1988年に胃がんのため体調を崩し、一時休養。5年間は入退院を繰り返したが病気を克服して復帰した。だが、今年6月末に花子は体調不良を訴え、25日からのNGKの舞台、6月29、30日の宮川大助・花子ファミリー劇場「竜宮伝説」(YESTHEATER)を休演した。同29日のNHK「バラエティー生活笑百科」(収録番組)には車イス姿で出演し、周囲から心配する声が挙がっていた。

 一方、大助も07年に軽度の脳出血で入院。17年3月には腰部脊柱管狭窄(さく)症で手術。同5月に感染症、6月にはグラム陽性菌敗血症と、入退院を繰り返し、同9月に舞台復帰した。

 2人は17年秋、「紫綬褒章」を受賞。18年4月には紫綬褒章受章記念イベント「ベスト マイ ワイフ」を開催した。1979年2月にコンビ結成して、同11月に京都花月で初舞台。結成から丸40年の記念イヤー、ようやく年末に再復帰することになった。