大河主演の2人が初共演!仲間由紀恵、主演・唐沢寿明と真っ向対立

 女優、仲間由紀恵(40)が、来年1月10日午後9時から放送されるテレビ東京系スペシャルドラマ「ハラスメントゲーム 秋津VSカトクの女」で、主演の唐沢寿明(56)と初共演することが10日、分かった。唐沢と対立する重要人物の役で、歴代の大河主役同士が激突。仲間は「強敵にならねばと頑張りました」と撮影を振り返った。

 2002年のNHK大河ドラマ「利家とまつ」で主人公・前田利家を演じた唐沢と、06年の「功名が辻」で山内一豊の妻、千代を演じた仲間。唐沢は「功名が辻」でも利家を演じたが仲間との共演シーンはなく、今回が意外にも初共演だ。

 「ハラスメントゲーム」は昨年10月期に連ドラで放送された人気作の2時間スペシャル版。大手マルオースーパーが舞台で、唐沢演じるコンプライアンス室長・秋津渉が、社内のセクハラ、パワハラなどを奇抜なアイデアで解決する物語。現代を反映した内容とあって放送後も反響が大きく、復活が決まった。

 今回のテーマは「働き方改革」で、マルオーみなとみらい店で起きた女子社員の自殺未遂が騒動の発端。左遷された函館店から特命で本社に戻った秋津が真相究明に乗り出すが、仲間演じる厚労省・過重労働撲滅特別対策班(通称・カトク)の鮫島冴子が劣悪な労働環境を疑い、真っ向対立する。

 初登場の鮫島は、大手企業の摘発に意欲満々で「人食いザメ」の異名を取る役どころ。美しくりんとしたイメージにピッタリと起用された仲間の熱演に、唐沢は「髪をかき上げる姿は百戦錬磨のカトクそのもの」と絶賛。仲間も「極限の厳しさを秘め、秋津の強敵にならねばと頑張りました」と語り、唐沢に対し「役に誠実な姿や作品への愛情を感じることができました」と感謝した。

 正義対正義の対決で役の上では激突したが、実力も人気も兼ね備えた2人ならではの弁。どんでん返しの連続と複雑な人間模様、本当の黒幕は誰かの謎解き要素も加わり、痛快な作品に仕上がったという。