ゴールデングローブ賞テレビ部門「チェルノブイリ」など3作が最多ノミネート

引用元:映画ナタリー

第77回ゴールデングローブ賞テレビシリーズ部門各賞のノミネート作品が、アメリカ現地時間12月9日に発表された。

【写真】「アンビリーバブル たった1つの真実」 (c)Netflix(メディアギャラリー他3件)

最多4部門でノミネートを果たしたのはHBO製作の「チェルノブイリ」とNetflixオリジナルシリーズ「アンビリーバブル たった1つの真実」「ザ・クラウン」の3作品。

「チェルノブイリ」では、1986年にソビエト連邦・チェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故がもたらした影響、被害の拡大を抑えようと奔走した人々の苦闘が描かれる。リミテッドシリーズ / テレビムービー部門で作品賞に加え、ジャレッド・ハリスが主演男優賞の候補となったほか、エミリー・ワトソンとステラン・スカルスガルドがそれぞれ助演女優賞、助演男優賞の候補に名を連ねた。

「アンビリーバブル たった1つの真実」は実話に着想を得た物語。若い女性によるレイプ被害の訴えを作り話として片付けた警察だったが、数年後、酷似した手口の事件が続き2人の女性刑事が捜査に乗り出すさまが映し出される。リミテッドシリーズ / テレビムービー部門で作品賞のほか、主演女優賞にケイトリン・デヴァーとメリット・ウェヴァーがノミネート。トニ・コレットは助演女優賞の候補に選出された。

英国・エリザベス2世の知られざる素顔に迫る「ザ・クラウン」はドラマ部門で作品賞に加え、オリヴィア・コールマンが主演女優賞、トビアス・メンジーズが主演男優賞の候補に並ぶ。さらにヘレナ・ボナム=カーターが助演女優賞にノミネートされた。

第77回ゴールデングローブ賞のレッドカーペットと授賞式は、日本時間1月6日に開催。

■ 第77回ゴールデングローブ賞ノミネーション(テレビシリーズ部門)
□ 作品賞(ドラマ部門)
「ビッグ・リトル・ライズ」
「ザ・クラウン」
「キリング・イヴ / Killing Eve」
「ザ・モーニングショー」
「サクセッション」

□ 主演女優賞(ドラマ部門)
リース・ウィザースプーン「ザ・モーニングショー」
ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」
オリヴィア・コールマン 「ザ・クラウン」
ジョディ・カマー「キリング・イヴ / Killing Eve」
ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ」

□ 主演男優賞(ドラマ部門)
トビアス・メンジーズ「ザ・クラウン」
ビリー・ポーター「POSE」
ブライアン・コックス「サクセッション」
キット・ハリントン「ゲーム・オブ・スローンズ」
ラミ・マレック 「MR. ROBOT / ミスター・ロボット」

□ 作品賞(ミュージカル / コメディ部門)
「バリー」
「Fleabag フリーバッグ」
「コミンスキー・メソッド」
「マーベラス・ミセス・メイゼル」
「ザ・ポリティシャン」

□ 主演女優賞(ミュージカル / コメディ部門)
クリスティナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」
キルスティン・ダンスト「On Becoming a God in Central Florida(原題)」
ナターシャ・リオン「ロシアン・ドール:謎のタイムループ」
フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」

□ 主演男優賞(ミュージカル / コメディ部門)
マイケル・ダグラス「コミンスキー・メソッド」
ビル・ヘイダー「バリー」
ベン・プラット「ザ・ポリティシャン」
ポール・ラッド「僕と生きる人生」
ラミー・ユセフ「Ramy(原題)」

□ 作品賞(リミテッドシリーズ / テレビムービー部門)
「アンビリーバブル たった1つの真実」
「キャッチ22」
「チェルノブイリ」
「Fosse/Verdon(原題)」
「The Loudest Voice(原題)」

□ 主演女優賞(リミテッドシリーズ / テレビムービー部門)
ケイトリン・デヴァー「アンビリーバブル たった1つの真実」
ジョーイ・キング「The Act(原題)」
ヘレン・ミレン「エカテリーナ」
メリット・ウェヴァー「アンビリーバブル たった1つの真実」
ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon」

□ 主演男優賞(リミテッドシリーズ / テレビムービー部門)
サム・ロックウェル「Fosse/Verdon」
クリストファー・アボット「キャッチ22」
サシャ・バロン・コーエン「ザ・スパイ -エリ・コーエン-」
ラッセル・クロウ「The Loudest Voice(原題)」
ジャレッド・ハリス「チェルノブイリ」

□ 助演女優賞
パトリシア・アークエット「The Act(原題)」
ヘレナ・ボナム=カーター「ザ・クラウン」
トニ・コレット「アンビリーバブル たった1つの真実」
メリル・ストリープ「ビッグ・リトル・ライズ」
エミリー・ワトソン「チェルノブイリ」

□ 助演男優賞
アラン・アーキン「コミンスキー・メソッド」
キーラン・カルキン「サクセッション」
アンドリュー・スコット「Fleabag フリーバッグ」
ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」
ヘンリー・ウィンクラー「バリー」