こぶしファクトリーはそれぞれの道へ…無観客ライブで5年4カ月の活動にピリオド

引用元:中日スポーツ
こぶしファクトリーはそれぞれの道へ…無観客ライブで5年4カ月の活動にピリオド

 ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「こぶしファクトリー」が30日、東京ドームシティホールで、無観客によるラストライブを開催。約5年4カ月にわたるグループ活動を終了し、解散した。

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 2015年2月にハロプロ研修生の8人で結成され、同9月に「ドスコイ!ケンキョにダイタン」など3曲入りのトリプルA面シングルでメジャーデビュー。同年の第57回日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞し、息ぴったりのアカペラやボイスパーカッションなどを武器に、異彩を放つグループとして活躍してきたが、17年にメンバー3人が脱退するという苦難に見舞われた。

 18年初めにメンバーのリーダーの広瀬彩海(20)が「ハロー!プロジェクトを卒業し、新しい道を進みたい」と申し出たことがきっかけで、グループの将来についてメンバーやスタッフと競技した結果、解散の道を選んだ。

 最後の晴れ舞台は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて無観客となってしまったが、CSの「テレ朝チャンネル1」で生中継されたほか、全国の映画館などでライブビューイングも開催された。

 ラストシングル曲「青春の花」をはじめ、「スタートライン」やアカペラメドレーなど全34曲を披露。終盤ではメンバー5人が一人ずつ感謝の気持ちを語り、グループにとって象徴的な楽曲「辛夷(こぶし)の花」と、それぞれの将来へのメッセージソング「シャララ!やれるはずさ」でライブを締めくくった。

 卒業後も井上玲音(18)はハロープロメンバーとして活動を継続する。野村みな美(20)は海外留学を決意、浜浦彩乃(19)は女優を目指す。和田桜子(19)は芸能界を引退、広瀬は所属事務所を離れ、新たな環境で再スタートする。