松山千春、春ツアー全公演延期　生ラジオ出待ち等も禁止へ

　歌手、松山千春（６４）が３０日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、４月１０日から予定していたツアーの全公演延期を公式サイトで発表した。

　サイトでは「お客様皆様の健康や感染のリスクなどを考慮し、またお客様とのつながりを第一に長年にわたりライブ活動を大切にしてきたアーティストとして、この先お互いに不安を抱えたままコンサートを開催すべきではないとの判断をいたしました」と延期を決めた理由を説明。「大変残念でございますが、春のツアーを秋頃に延期とさせていただくことになりました。日程に関しましては早急に協議し、なるべく早くお知らせしたいと思います」と伝えた。

　サイトでは「松山千春を応援していただいている皆様へ」と題して、マネジャー名義のお知らせも掲載し、「松山千春本人も何より全国の皆さんのもとへ伺いステージでお会いできることを楽しみにしていましたが、このような事情を鑑み今回全公演の延期という苦渋の選択をさせていただきました」と改めて説明。

　また、「報道では若い世代の行動に関しての注意や一部非難めいたことなどが伝えられていますが、責任は若い世代に限ったことではなくひとりひとりが感染に対し意識を持ち行動することが大切と考えます。そこで皆さんにお願いがございます」とし、ＦＭ　ＮＡＣＫ５で生放送されている「松山千春のＯＮ　ＴＨＥ　ＲＡＤＩＯ」（日曜後９・０）に集まる一部ファンに言及。「松山は感謝の気持ちで誠意を持って毎回対応させていただいておりますが、今般の事情を考えマネージメント側としてお互いの感染リスクを防ぐためにも、今後そのような行為（出待ち、入り待ち、追っかけ等）に関して禁止とさせていただきたいと思います」と求めた。