佐藤浩市&松田龍平、今夏フジ系ドラマで海老蔵と初共演「紛れもなく織田信長がいました」

引用元:スポーツ報知
佐藤浩市&松田龍平、今夏フジ系ドラマで海老蔵と初共演「紛れもなく織田信長がいました」

 俳優の佐藤浩市(59)、松田龍平(36)が今夏放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~(仮)」に出演。市川海老蔵(42)の13代目市川團十郎白猿(はくえん)の襲名を記念したドラマで、佐藤が斎藤道三、松田は柴田勝家を演じ、海老蔵と初共演することになった。

 今川義元の大軍を打ち破り、天下統一に突き進む足がかりとなった「桶狭間の戦い」を中心に、信長の生涯を描く時代劇。油売りの商人から美濃の国主にまでのし上がった実力者“美濃のマムシ”道三は、信長の器量を己の目で確かめるために、当時としては珍しい当人同士の面会を果たす。

 その結果、2人は互いを唯一の理解者と認め、真のしゅうと、婿の関係になる。実の母親から疎まれ、弟からも命を狙われた信長にとって、道三だけが信頼のおける味方だった。佐藤は「斎藤道三はいろいろ諸説がありますが、その諸説ある“怪しさ”をうまく、味わいとして出せれば」と表現した。

 一方、尾張の家老で勇猛果敢な武将として知られる柴田を演じる松田は、信長の弟・信勝に仕え、信長に謀反(むほん)を企てるが、稲生の戦いで敗れ、信長に忠誠を誓うことになる。「お家のために忠義を尽くしてきたまっすぐな男が、主である信勝を裏切り、変わり者と言われる信長に尽くすに至るその心は、柴田勝家を想像するにはとても面白いエピソードだと思いました」と役どころを語り、初共演を楽しみにしていたという海老蔵について「撮影現場は海老蔵さんを“殿”と呼びたくなってしまう。そんな活気のある現場で、そこには紛れもなく織田信長がいました」と振り返った。

 ◆あらすじ

 1560年、清洲城。27歳の織田信長(市川海老蔵)が幸若舞の演目のひとつ「敦盛」を舞っている。同じ時、今川軍の先鋒・松平元康(後の徳川家康)は織田軍の砦(とりで)の前で、その采配を振るう時を待っていた。駿河の総大将・今川義元(三上博史)が織田家の領地・尾張を我が物にするべく、二万の大軍をもって侵攻してきた。

 前夜、今川軍に対抗する策を訴える家老衆をあしらった信長は、翌早朝にたった5人の小姓を従えて清洲城から姿を消した。恐れをなして逃げたのだという生母・土田御前(黒木瞳)に対して、濃姫(広瀬すず)は決して逃げたりはしないと言い切り信長の身を案じる。

 信長は木下藤吉郎など信用できる者たちを動かし今川軍の情報を集め、義元が大高城に向かうのではなく、信長軍と戦う構えで桶狭間にいることを突き止めた。やがて、織田軍本陣に家老衆が軍勢を率いて現れたが、その数は2000ほどで、今川軍との差は圧倒的だった。2万対2000。果たして信長はどんな戦略でこの大軍に立ち向かうのか…。奇跡の戦いが今始まろうとしていた。 報知新聞社