「就職活動中」の相談者に須賀健太、鈴木おさむ、GENE小森隼が送った言葉は?

引用元:TOKYO FM+
「就職活動中」の相談者に須賀健太、鈴木おさむ、GENE小森隼が送った言葉は?

TOKYO FMの生放送番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」。放送作家の鈴木おさむと小森隼(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が“相談員”となり、リスナーの人生相談にコンサルしていきます。

3月13日(金)の放送は、俳優の須賀健太さんが、ゲスト相談員として登場。リスナーのお悩みに答えました。<リスナーの相談>
私は現在、就職活動中で、第一志望の企業の最終選考までいったのですが、不合格でした。 最近、その企業の再募集が出ており、 周りの友人たちは「もう一度受ける」と言っているのですが、私は乗り気になれません。生意気な考えですが、落とされたことがとても悔しく、 他の企業へ行き、「良い人材になって見返してやる」という気持ちのほうが大きいのです。

家族を含めて周りからは、「就活を甘くみている」などといった批判の声ばかり……。 自分の意思をつらぬいていいのか、 それとも、プライドを捨ててもう1度受けるべきか、アドバイスをお願いします。
(あやさん 19歳 女性 専門学生)

鈴木:これ、もし隼だったら、どっちに行きますか?

小森:僕だったら、もう1度受けますね。この気持ちはすごく分かるんですよ。第1志望の会社(または企業)に“不合格”って言われて、すごく気持ち悪いじゃないですか。自分としても。

鈴木:いらないってね。

小森:でも、チャレンジできる機会があるんだったら、第1志望だし、受けてみて、そこからまた何かしたいな、って思っちゃいますね。1から見つけるのも、ものすごく素敵なことだと思うんです。でもチャレンジして、合格まで持って行きたいなっていう気持ちのほうが強くなっちゃう。

鈴木:これはちょっと話がずれるかもしれないですけど、(須賀)健太に聞きたいのが、子役からずっと続けてきたわけでしょ? 1番悩んでいた時期って、いつくらいですか?

須賀:高校生くらいのときに、分かりやすく仕事が減ったんですね。だから、高校時代は、めちゃくちゃ普通に学校に通っていて……。僕、堀越(高校)だったんですよ。だから、一応“芸能科”というか、芸能活動もできるような環境だったんですけど、普通に“仕事がない”。

周りはみんな、(仕事で)早退とか遅刻しながら……でも僕は、普通に毎日、学校に行っていて。学生だから、それが当然なんですけど、僕としては、“(これから)どうなっていくんだろうな”と思っていて……。

鈴木:何がきっかけだったの? あるときから、舞台ですごく活躍するようになったじゃないですか。

須賀:事務所を移籍するタイミングがあって。ずっと、舞台をやりたいと思っていたんですよ。移籍する何年か前からすごく思っていて。それで、(移籍して)舞台に出るようになってからがきっかけですかね。

鈴木:自分のなかで、何が1番のブレイクポイントだと思いますか? 舞台で言うと。

須賀:2.5次元ミュージカルのライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」(以下、NARUTO)に、出させていただいて。

鈴木:僕、観に行きました。

須賀:ありがとうございます。あと、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」(以下、ハイキュー!!)で、主演をやらせていただいたのは、すごく大きかったかもしれないです。

鈴木:あれはオーディション?

須賀:オーディションをしました。

鈴木:ネルケプランニング(舞台制作会社 以下、ネルケ)は厳しいですから。

須賀:僕、本当に「ハイキュー!!」がずっと大好きで、連載当時から読んでいて。「ハイキュー!!」のオーディションがある時期に、丁度「NARUTO」をやっていたんですよ。それで、「NARUTO」もネルケ(が制作)なので、スタッフさんに聞いたら、「今、オーディションをやっているよ」と言われて、「じゃあ、オーディションを受けるのでぜひやらせてください」って。それがきっかけで、オーディションを受けさせていただいて、決まりました。

鈴木:僕、日本の“2.5次元の舞台”って、すごいなと思っていて。アメリカの映画って、どんなビッグな人でも普通にオーディションを受けるじゃないですか。日本だと、なかなかそういうのがないけど、2.5次元作品のデカい舞台は、売れている人でも全員オーディションだよね。

小森:本当に1から。

鈴木:すごいよね!

須賀:だから、「NARUTO」のときも、加藤諒や佐藤流司も一緒にオーディションに参加していました。「ハイキュー!!」の最終オーディションでも、ものすごい人数で。

鈴木:これ、例えば、物凄くやりたい作品のオーディションを受けて、落ちました。だけど、“何役か空いたのでもう1回やります”と。自分が1番やりたかったのは主役だけど、それ以外の役も含めて、その作品に出られるチャンスがある。そんなオーディションがもう1回きたら、受ける?

須賀:絶対受けます(笑)!“企業”ってなると、大きさは違うかもしれないけど。作品において言ったら、“その作品に出たい”がまずあるから。あとは、キャストの方とか、“この人と仕事ができるなら、どんな役でも……”とか。そういうことも実際にありますし。

鈴木:そうだよね。自分がやりたかった役じゃなかったとしても、その作品とか企業が好きなわけじゃないですか? 逆に、2回目で受かったことが、自分の“運”だったりするから。

須賀:そうなんですよ。そっちの役のほうが合っていた、っていう場合もありますし。そもそも、その企業を第1志望にした理由が大事なのかなと思うんですよね。

小森:なぜそこに行きたかったのかという。

須賀:なぜ好きだったのか。ちゃんと、そこを1番最初に志望動機として選んだ理由があると思うし。もちろん“悔しさ”も分かるんですけど。

鈴木:LDHだって、3代目(J Soul Brothers)になったオーディションを受けて、そこで落ちた人が……。

小森: GENERATIONSのボーカルですもんね。

鈴木:そんなこと、僕らの世界ではいっぱいあるよね。ドラマも映画もそうだけど。オーディションを受けて、今回は落ちたんだけど。「そういえばあいつ良かったな」って、他の役に決まるときもあるもんね。

須賀:だから、結局オーディションって、“役と合うか”じゃないですか。だからまた、別の作品で呼んでいただけたりすることも全然あるので。

小森:ですよね。だから、ここは“まだ挑戦する”っていう選択肢も良いかなと思うんですよね。

鈴木:だって、再募集が出ても、受けなかったら“受けなかった”っていう思いが残るけど……受かる可能性があるなら、別にいいんじゃない? 時間があるんだし。

小森:“チャンスがあるんだったら掴んでいく”っていう考え方で良いですよね。

(TOKYO FM「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」3月13日(金)放送より)