『サザエさん』2代目マスオ役・増岡弘さんをテロップで追悼

引用元:オリコン
『サザエさん』2代目マスオ役・増岡弘さんをテロップで追悼

 29日放送のフジテレビ系アニメ『サザエさん』で、マスオ役の2代目声優として1978年から41年間出演した増岡弘さん(享年83)が、21日に直腸がんのため亡くなったことを受け、テロップで追悼した。

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 番組途中のテロップでは「1978年6月から2019年8月までの41年間、フグ田マスオの声優を務めていただいた、増岡弘さんが逝去されました。いつも穏やかで優しいマスオさんを演じてくださった増岡弘さんのご冥福を心からお祈りいたします」と、しのんだ。

 訃報を受け、現在、マスオさん役を務める田中秀幸は「増岡さんとは昔からたくさんの番組でご一緒させて頂きました。優しい笑顔、楽しいお話し、穏やかなお人柄。全部ずっと覚えています。どうぞ安らかにお眠り下さい」とコメントを寄せた。

 『サザエさん』スタッフ一同も「カッコいい自慢の夫であり、家族思いの父親であり、気遣い上手な娘婿であり、頼れる義兄でもあるマスオさん。いつも穏やかで優しく、ユーモアにあふれた増岡さんの人柄そのものでした。これからも『サザエさん』スタッフ一同、マスオさんというかけがえのない家族の一員を、大切に描きつづけていきたいと思います。長い間、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を発表している。

 増岡さんは、埼玉県出身。1958年、劇団表現座に入所。『サザエさん』のほか、『それいけ!アンパンマン』(ジャムおじさん)、『ドラゴンボールZ』(亀仙人役)、『ドラゴンボールGT』(亀仙人役 2代目)、アニメ『忍たま乱太郎』(板井野飛田)など多くの作品で活躍。フジテレビ系『有吉くんの正直さんぽ』、テレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』などでナレーションも務めた。