【最年少冠へ】藤井聡太七段 北浜八段戦始まる 決勝Tまであと2勝 棋聖戦2次予選準決勝

引用元:中日スポーツ

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)は10日、第91期棋聖戦2次予選準決勝・北浜健介八段(43)戦に登場。対局は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時から始まっている。持ち時間は各3時間で使い切ると1分将棋。先後は振り駒で決められ、藤井七段は後手となった。戦型は北浜八段が得意のゴキゲン中飛車を採用した。

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 両者の対戦成績は藤井七段の3勝0敗。前回は藤井七段にとって令和初戦となった5月9日の第69期王将戦1次予選準決勝での対局だった。

 王将戦挑戦者決定リーグではあと一歩のところで大魚を逸した藤井七段だが、屋敷伸之九段(47)が持つ最年少タイトル挑戦記録(17歳10カ月)を更新するには、まだラストチャンスが残されている。それがこの棋聖戦だ。本局を含め2連勝すれば、16人で挑戦権を争う決勝トーナメント入りが決まる。

 棋聖位は現在、渡辺明三冠(46)が保持している。渡辺棋聖に挑む五番勝負は来年6~7月に行われる。