中国が映画館再開にあわせて「アバター」「アベンジャーズ」など大作を再上映

引用元:映画.com
中国が映画館再開にあわせて「アバター」「アベンジャーズ」など大作を再上映

 [映画.com ニュース] 中国国内で再開をはじめた映画館に観客を呼び込むために、「アベンジャーズ」シリーズをはじめとするハリウッド大作の再上映が計画されていることが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じている。

 新型コロナウイルスの収束ムードが漂う中国では先週、映画館やレストラン、ショッピングセンターなどが試験的に再開を始めたばかり。現時点で、地方の小規模劇場を中心にすでに600~700館が再開しているという。大手の劇場はまだ再開を発表していないものの、時間の問題といえそうだ。

 そんななか、観客を劇場に呼び戻すために、中国で2億ドル以上の大ヒットを記録した「アバター」をはじめ、「アベンジャーズ」4部作(計13億ドル)、「インセプション」(6850万ドル)、「インターステラー」(1億2200万ドル)の再上映が準備されているという。上映に必要なデジタル・シネマ・パッケージ(DCP)が届き次第、再上映を開始する見込みだ。

 なお、2012年の「タイタニック3D」が1億4500万ドル、18年の「千と千尋の神隠し」が6900万ドルと、中国では再上映が大きなヒットに繋がることは珍しくない。現時点では、世界歴代興収1位は「アベンジャーズ エンドゲーム」(27億9800万ドル)、2位は「アバター」27億4400万ドル)となっているが、中国での再上映での興収によっては順位が入れ替わる可能性もありそうだ。