新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3』劇場公開 エンドロール後まで立たないで

引用元:マグミクス
新作『PSYCHO-PASS サイコパス 3』劇場公開 エンドロール後まで立たないで

 2019年10月からTVシリーズが放送された『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の完結編となる新作、『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』が2020年3月27日(金)より2週間限定で劇場公開。さらに、前中後編に編集され「Amazonプライム・ビデオ」での配信もスタートしました。

【動画】新型ドミネーターに注目!『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』予告映像

 TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』は、一派的なTVアニメの倍の尺、1時間番組として全8話が放送されました。TVシリーズの最後では、固い絆で結ばれていたふたりの主人公、公安局の「監視官」慎導灼(しんどう・あらた/CV:梶裕貴)と炯(けい)・ミハイル・イグナトフ(CV:中村悠一)との間に溝が生まれてしまいます。さらに、1期からの登場キャラクター、六合塚弥生(くにづか・やよい/CV:伊藤静)の生死が明らかでない状況に。序盤からクライマックスでのスタートとなる新作は、TVシリーズからのファンを裏切らない作品となっています。

 予告編を見たファンが注目していたのは、『PSYCHO-PASS サイコパス』の特徴的なアイテムである「ドミネーター」の新型と見られる姿。ドミネーターは、監視官と執行官のみが行使できる、ターゲットの「犯罪係数」によって「執行モード」が変化する銃。公安局の「執行官」廿六木天馬(とどろき・てんま/CV:大塚明夫)が、複数のターゲットをロックオンする様子が映されています。

 また、SF的なメカアクションは劇場版ならではの迫力。『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界で多数運用されている「ドローン」との戦闘シーンは、いずれも息を呑むものばかりです。

キャラクター、一人ひとりに見せ場が

 さらに、キャラクターそれぞれに見せ場が用意され、TVシリーズ1期・2期のファンを満足させます。狡噛慎也(こうがみ・しんや/CV:関智一)や宜野座伸元(ぎのざ・のぶちか/CV:野島健児)の格闘シーンは本作でも見応え充分。3期から登場した執行官、入江一途(いりえ・かずみち/CV:諏訪部順一)、如月真緒(きさらぎ・まお/CV:名塚佳織)には、ニヤリとしてしまうエピソードも。

 特に、「分析官」として刑事課一係メンバーを支えてきた唐之杜志恩(からのもり・しおん/CV:沢城みゆき)の「思い」にはぐっとくる人も多いでしょう。

 その他のメンバーも丁寧に掘り下げながら、物語は「シビュラシステム」による監視社会のなかで、人が「自分自身で選択する」ことをテーマに進んでいきます。

「インスペクター」梓澤廣一(あずさわ・こういち/CV:堀内賢雄)との決着が着き、TVシリーズでの大きな謎であった「ビフロスト」の正体が明かされたことで、『PSYCHO-PASS サイコパス 3』はひとまず完結。しかし、劇場で見る方はエンドロール中に退出しないことをおすすめします。早くも続編に期待せざるを得ません。 マグミクス編集部