「まだ結婚できない男」今夜最終回!阿部寛、13年ぶり続編はチャレンジだった

 2006年に放送された人気ドラマの続編として10月にスタートした「まだ結婚できない男」(カンテレ/フジテレビ系)が、今夜21時30分放送の第10話で最終回を迎えるにあたり、主演の阿部寛が思いを語った。

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 「結婚できない男」は、腕は一流だが偏屈で皮肉屋の建築家・桑野信介(阿部)の独身ライフが、女性たちとの出会いで少しづつ変化するさまをつづったコメディードラマ。続編となる「まだ結婚できない男」では、53歳になっても相変わらず偏屈な桑野の独身生活が、弁護士のまどか(吉田羊)、隣人の早紀(深川麻衣)、カフェ店長の有希江(稲森いずみ)ら、新たな女性たちとの出会いで変わっていくさまが描かれた。

 「結婚なんてメリットがない」とばかりに独身生活を満喫する桑野の姿が、当時の未婚に対するイメージを一変させた前作。「人間的に深みのある役をしっかり演じ切り、自分にとって確たる作品がほしいなって思っていた時期でした」という阿部は、ドラマがヒットし、桑野が広く愛されていることに「明らかに自分の代表作にもなりましたし、桑野を演じ切ったことで自信がついた作品でもありました」と感謝を述べる。

 それから13年が過ぎ、未婚化・晩婚化が進むなど、世の中のライフスタイルも多様化。それだけに「今作はチャレンジですね」という阿部は「50代に入って、前作から時間が経っていますから、僕自身新たな視点から描いていったらどういうものになるかな? っていう。続編が制作されるのがもっと早かったら、そういう思いにはならなかったと思います。同じように演じなきゃいけないって思ったはずだし、13年経ったからこそ、新しいドラマを作る気持ちで臨めました」と続編への思いを語る。

 もちろん前回同様、長く愛される作品になってほしいという思いは強い。「前作も視聴者の方の反応は最終回までわからなかったですからね。さらに言ったら13年経ったからこそ、前作がどう愛されたかがわかったので、今回も時間がかかると思います」