異例の対応。エリザベス女王、国民へのスピーチを計画中

引用元:ELLE ONLINE
異例の対応。エリザベス女王、国民へのスピーチを計画中

先週ウィンザー城に移動したエリザベス女王。関係者によると女王は城で執務を行い、週に1度行われるボリス・ジョンソン首相との定例ミーティングはビデオか電話を使っているという。ちなみにフィリップ王配もウィンザー城に移り、女王とともに生活している。

そんな中、女王がコロナウイルスのパンデミックで不安を募らせているイギリスの国民たちに向けてスピーチを計画していると報じられた。クリスマスに放送される恒例のスピーチを除いて、女王が国民に向けてスピーチを行うのは極めて異例。最後に行われたのは2002年、女王の母のエリザベス王太后が亡くなったときである。雑誌『ピープル』によるとスピーチはテレビ中継される。実施日はまだ決定していないが「女王は政府のアドバイスに基づいて最適な時期を決める予定」だと関係者は語っている。 異例の対応。エリザベス女王、国民へのスピーチを計画中 昨年のクリスマススピーチ。エリザベス女王(Queen Elizabeth)GETTY IMAGES イギリスでは今週初め、ジョンソン首相が「公共の場所で2人を超える集まりは禁止」と発表した。人と直接対面することが厳しく制限される中、エリザベス女王もそのルールに従っているという。新聞「デイリーメール」によると現在女王の周りにいるスタッフはメイドやシェフ、従僕8人だけ。ちなみにチャールズ皇太子とカミラ夫人はスコットランドのバルモラル城、ウィリアム王子とキャサリン妃、3人の子どもたちはノーフォークの別邸アンマーホールに滞在、女王と接触しないようにしているという。ロイヤルファミリーも世界も前例のない状態に陥る中、スピーチで女王がどのようなメッセージを送るのか注目したい。
(text : Yoko Nagasaka)